◎ナル我
(11/04)
「我愛羅って淡泊そうだよな」
「…淡泊?」
きょとんとした顔で聞き返した我愛羅にナルトはにっと笑いかけた。
「去るもの追わずって感じ」
「まぁ」
「おれだめ、逃げられると地の果てまで追っかけたくなる」
へらへらと笑いながら言っているけれど何気に恐ろしいこと言ってないか。地の果てまでって、おい。
口には出さずにつっこんだ。
「ふうん」
じゃあ俺も逃げてみようかと考えてから馬鹿らしいと頭を振った。
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