SCARLET(1/5)
森の中を歩く、一人の少女。
お気に入りの赤い頭巾を被って、パンとワインの入ったバスケットを持って、大好きなおばあさんの家にお見舞いに行きます。
「ああ、なんていたいけな少女でしょう」
茂みの影から狼が舌なめずりをしながら言います。
「可愛い可愛い赤ずきんちゃん、真っ赤に染めてやりましょう」
少女の前に狼が現れました。
「お前を食ってやる」
少女は笑って言いました。
「おじさん、ヘンタイなんだね」
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