壊れるくらいに愛してよ

 ヤツは全身を震わせながら痙攣し、イキを愉しんでいるようで、ザーメンを吐き出し終わるとばたっとベッドへ倒れてしまい、ぜいぜいと荒く呼吸を繰り返しながら舌なめずりを繰り返している。
 ヤツがベッドへ転がった所為でチンポは抜けていたので、そのまま身体を伸び上がらせて舌なめずりをしている舌を軽く噛み、濃厚なキスへと持ち込む。
 舌と舌とを擦り合わせて、噛み合いながらヤツの口のナカへ舌を入れ込むと甘い味がさらに濃さを増してまるで砂糖水みてえだ。そんなヨダレを吸い取りながら舌を使って上顎を舐めたり、舌の下に舌を入れて舐めたりと舌技を披露していると、ヤツの舌がちょんちょんと俺の舌を突いたため、目を開けて見るとヤツは上目遣いで俺と唇を合わせており、口をぱかっと開けた。
「……もっと、ちょうだい。はじめさんの、ヨダレ……欲しい」
 今度は全部の言葉を囁くように小さな声で伝えてきて、舌を出してくる。遠慮なく、舌の上に大量のヨダレを零し落とすとヤツは嬉しそうに受け取り、すべて口のナカへと入れてのどを鳴らして飲み込んでいる。
「んはあっ……はあっはあっ、美味しい、始さんのヨダレ、おいしい。好き……好き、です。あなたの何もかもが好き……あ、はあっ、もっと、もっと欲しい。もっと揺さぶって……? 好きに、して」
 たまらねえな、こいつの言葉遣い。ホントクる言葉だよ。
 よっしゃ、次はっと騎乗位いくか。
「おい、龍宝。俺の上に乗って、自分で動かしてみろ、腰を。イイトコロ自分で当ててみな」
「あっはあっ、ん……うえに、乗る……ん、ん、はい……」
 俺が仰向けに寝っ転がると、ヤツが俺を跨いでチンポを持って固定しアナルへ押し当ててだんだんと体重をかけていく。
 そして全部入ると「あああああっ!!」とデカい声を上げ、そのままぐねぐねと腰を動かし始める。どうやらイイトコロに当てようとしているらしい。
「はあっああっああっああっああっ、んっあっ、ああっ!! イイトコ、イイトコすっごい当たってるっ! 当たってっ、ああっ気持ちイイッ!! イイッああっああっああっああっ!! んっんっんっんっ、ああっああっ」
 腰を動かすたびに喘ぎ声を出し、完全に飛んでる様子。手は俺の太ももと、もう片手は下腹について必死になって腰を蠢かせている姿は見ていても愉しいし妖艶だ。
 そのまま下敷きになっているだけなのもなんなので、ガシッと腰を持って下から突き上げる形で腰を震わせてやるとヤツがひどく喘ぎ、そして喚き始めた。
「ああああああっ!! ああそれだめっそれだめえええええっ!! ああっああっ、だめまたイクッ!! イっちゃうっ!! イっちゃうイクッ!! ああああうっあっあああっはあっ、はあああああっ!!」
 腰が前後にガクガクと捩れ、動きを止めてやりながら起き上がってそのままヤツの唇を奪う。
 相変わらず、甘い。その甘さが今は愛しく、そして激しく欲情を揺さぶってくる。
 そのまま体重をかけてヤツの身体を押し倒し、正常位で最後をキメるために、抜けたチンポをアナルへと収め、早速激しく腰を使ってピストンを始める。
 もう、これで本当の最後だ。ヤツも、限界だろう、身体を動かすのがだいぶつらそうだ。だから、これで俺とヤツの今日のセックスはお終い。店仕舞いだ。ってことで、飛ばしていくぜ!
 ただの正常位もつまらねえから片足もらうぜ。
 ひょいっとヤツの片足を持ち上げ、その上でチンポを出し挿れしてやると、火が付いたように喘ぎ出した。
「うああああああっ!! だめっそれだめ気持ちイイッ! だめだめっあああああああああまたイクッ! も、もういやだあああっ!! イクのいやっやだああっ!! あああっあっくううううう気持ちイイッ!! イイッイイッイイッイイよおおおお、は、は、はじ、はじめさぁん!! はじめさんスキっ、好きだよおっ!! 大好き、だからあっ!! ねえっねえっ、ああああああああはじめさぁんっ!!」
「おおっ、俺もお前が好きだぜ。大好きだっ! イけっ!! イってもいいからイけっ!!」
 さらに腰の動きを激しくして奥を穿ってやると、首を打ち振りながらヤツが最後のイキに入っているのが分かった。
「あああああっ!! ああもうだめ、もうだめえええええええっ!! ああああイック、イック、イックううううううっ!! はじ、はじめさんもっ、はじめもイってえええええっ!!! イって、おれとイって!! ねえ、イってええええええああああああー!!」
 もうめちゃくちゃだ。くっちゃくちゃになってやがる。色気がもう、ばかみたいに駄々洩れて見ていて凄みすら感じる。
 それと共に、俺もイキの波を感じていた。こりゃ、近々イクな。イっちまいそうだ。こいつの痴態がっ……!!
「おいっ、おい龍宝聞いてっか! 俺もイクッ!! だからお前もイけ!! いいな、イけよ!!」
「うあっうあっ!! はあっはあっ、うんイクッ!! はじめと、イックううううううっ、あああああああああああ!!」
 とうとう最後のラストスパートだ。
 しっかりとヤツの足を引っ掴み、ガツガツに思いっ切り加減もせずに腰を使う。今この場にテクは要らねえ。あるのは、イクっていう達成のみだ。
 そのまま頭飛ばしてひたすらに腰を振っていると、最後のヤツの断末魔が部屋中に響き渡る。
「うっぐっ、うっあっあああああああああイックうううううっ!! イクイクイクイクイク、イックうううううっあああああああっ!! あああっああっあああっああああああ、はじめええええええええっああああああああああー!!」
 ガクガクガクガクッと腰が前後左右に傾げ捩れ、今までのどのイキよりも激しくチンポが締め付けられ、ヤツもザーメンを勢いよく俺の腹や自分の腹、シーツに飛ばしながらイっており、俺もイクため最奥にチンポを突っ込むべくガツンと腰を使う。

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