じれったい温度

 そのうちに身体が静かになり、こちらを振り向いてきたので俺も見るとヤツは上目遣いで俺を見ており、自然引き寄せられるようにヤツに倒れ掛かり、唇を塞いでそのままナカを大きく舐める。すると、たどたどしい舌使いで俺の舌を舐めてきたので外に引き摺り出して舌同士を擦り付ける。
 ヤツは上目遣いでこちらを見ていて、舌が擦り合うたびに色っぽい表情でうっとりと俺の舌の動きに酔っている様子。
 散々舐め合い、ついでに少し噛んでやるとそれは痛かったのか、それでもはにかみは忘れず、さらに欲しがってきたのでまたしても噛んでやると今度は気持ちよさそうな顔に変わった。
 一旦唇を離して触れ合う至近距離でヤツを見つめると、ヤツは淫猥に笑いながら舌を出した。
「ヨダレ……ちょうだい」
 またしても「ちょうだい」の部分を囁くようにして伝えてきて煽ってきやがった。クッソ、俺の弱い部分知ってやがんな、こいつ。でも、ヨダレはやる。
 たっぷりと口から零し落としてやると、ヤツは口の中でしっかりと味わい、そして溜息を吐いて満足げにのどを鳴らしている。
「俺のも……飲んで、はじめさん」
 無言で口を開き、舌を出すとヤツから甘ったるい砂糖水のようなヨダレが大量に零れてきて、それらすべてを舌で受け止めて口のナカでしっかりと味わいつつ、飲み下すと鼻にふわっと甘いかおりが抜けて気持ちがイイ。
「すごい、気持ちイイからもっとして……もっと、奥がイイ……奥、奥、おく、ね?」
 エッロ! なんだこのエロさ。すっかりエロスイッチ入ってんなー。俺も大興奮だ、こりゃ。くちゃくちゃにしてやりてえ欲がすげえ。
 そのままの体勢で、ガン掘りしてやることにする。体位変えてもいいが、もう一度ここでイっておいてもらう。そうじゃなきゃこいつも満足できねえだろ。
 身体を起こし、がしっとヤツの腰と足を掴んでガツガツと貪るように腰を使いつつ、ガツンガツンと奥の奥へチンポが入るように捻じ込みながら突いてやると火が付いたようにまた喘ぎ出した。
「あああッアぐうううううっ!! うっうぐうううううっ、はああああ奥ッ、奥当たるっ!! ああああすっごい、すっごい当たるッ!! 当たりまくって、あああああ気持ちイイイイイイ!!  ああああだめええええまたイクッイクッイクッイクッ!! ああああイっちゃうよおおおおお!!」
 もう休憩は終わりだ。今からはひたすらガン掘りでいくぞ。覚悟しやがれ!
 息を乱しながら必死で腰を使っているとヤツが首を打ち振りながら腰を前後にガクガクと動かし始めた。チンポを見ると、俺の動きに合わせてゆらゆら揺れてて完全復活してる。
 よし、さらにいくぜ!
 チンポをさらに奥へと突っ込むために今度は一撃一撃を深くして、めり込ませるようにして穿ってやると、ヤツがひどく暴れ出し、悶え出した。
「あああああああああ!! あぐ、あぐ、あぐううううっ!! うぐ、うぐっうっあっあああああああああああああ!! あああああだめええええ、い、や、だあああああ!! は、じめさっ、もっと、奥うぅっ!!」
 このぶちゅぶちゅしたところよりさらに奥か。よし、んじゃあ、これでどうだ。
 ヤツの身体が大きくブレるくらいに強く腰を叩きつけてやると、リング状の何かを抜けたような感覚の後、ヤツが派手な声で喚いた。
「うああああああああっ!! あああああああああー!! あうっあうっあうううううううっ!! やあっ、やあああああああ、ソコッ、ソコで揺らしてッ!! 揺らして突っ込んで揺さぶって!! おね、があっ!! は、じめ、さぁんっ!! あああああああ!!」
 よし、今から結腸責め開始だ。どうやら、突破したらしい。ここが結腸か。なんか不思議な感覚だ。それに、俺も気持ちイイ。なんだこの器官。こんな場所があったんだな、男の身体に。
 でも、ヤる気になる気持ちよさだ。さらに責め立ててやりたくなるような、そんな気分にさせてくれる。
 お次は、バックだ。バックでキメる。
 一旦チンポをアナルから引っこ抜き、ヤツの身体を押し倒してうつ伏せにしてから腹に手を入れて持ち上げると四つん這いのできあがりだ。
 すぐさまチンポをアナルへと収め、ガン掘りの開始だ。何処まで挿れれば結腸に達するかは先ほどの責めで分かったので、そのままガツガツと腰を進めてやると、ヤツがまた喚き出した。
「はあっはああああああああ!! あああっあああううううっ!! き、き、気持ちいっ、気持ちっ!! やっだめすごい、すごい奥当たってるっ!! あたって、気持ちイイよおおお!! はじめっ、はじめっ、はじめさぁん!! 気持ちイイいっ!! あああああんんんイイよおおおおお!!」
「おお、俺もイイぜ。すんげえ締まりが良くて気持ちイイ。もっと奥か? 奥なんだよな?」
「うんっ、うんもっと、もっと奥っ!! 奥がッ、サイコーに気持ちイイッ!! はあっはああああああああ、はじめさぁん、好き、好き大好きっ!! 大、好きだよおおお!! 好きだっ、好き、好きスキっ、好きいいいいいっ!!」
 ああだめだ。すげえかわいい。なんだこの挿れられながらの告白。照れるどころかヤる気が漲って仕方ねえ。
 さらに腰を進めてガツンガツンと一撃一撃を重くしながら穿ってやると、足という足を震わせ、腰も上下にガクガク捩らせて快感を受け入れている様はもはや、男でも女でもねえ。
「あああああイック、イック、だめイクッ!! あああああイックうううううううっ!! ねえ、ねえイクッ!! イックううううっだめああああああああああー!!」
「おお、いいぜイけよ。いくらでもイっていいんだぜ。はあっはあっ、ちときついがイっちまいな!」
「ああああだめだめだめだめだめだめだめ、あああああイックうううううっ!! イクイクイクイクイク、ああああイックうううううっああああっあっあっあああああああー!!」
 身体がまたしてもビッグンと跳ね傾ぎ、腰も上下左右に捩れたくってたと思ったら勢いよくチンポからザーメンが飛び散り、何度にも分けてのソレを上から確かめながらさらに掘ってやると、大声でなにやら訴え始めた。
「うああああっああああっ、あっあっあっあっあああああああまたイクッ!! イック、イック、イックうううううううっああああっあっあっあああああっぐうううううううううー!!」
 さらに勢いよくザーメンが飛び、ナカが思い切り締め付けられる。どうやら、連続イキしたらしい。しかし、相変わらず何度イってもすげえ締め付けだ。ぎゅんぎゅんチンポを絞ってきやがる。

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