一体どういうことなんですか
俺の焦りとはべつに、ヤツのフェラはだんだんと大胆になっていく。「足、震えてますね。立ってるの、つらいなら横になってください。横になっても上手く舐められますから」
「お、おう。んじゃ、そうさせてもらう」
ゆっくりと横たわると、ヤツが足の間に入ってきてまた先っぽを咥えて舌と上顎で潰すようにしてチンポに刺激を与えてくる。こ、これもクる! ああああなんでこんなに上手いんだ、こいつのフェラは!
そのまま何度も潰され、そのうちにまた咥えて頭を上下に動かし始めた。これだけでも結構、クるんだけどな。もうこうなりゃしっかり愉しませてもらおうじゃないの。
もう知ーらね。龍宝、おめーがヤるって言ったんだからしっかりヤりやがれ。
すると暫く咥えながら頭を上下させてたと思ったら、やらしい手つきで身体を撫で始めた。これも、何気ない触れ合いでいて結構クる。
思わず「はあっ……」と感じてるような溜息を漏らしてしまうと、ヤツは上目遣いの眼を細め、口からチンポを出した。その時、だらっとヤツの口からヨダレが垂れて俺のチンポに流れ、そのあまりのエロスに思わずのどを鳴らすと、ほっぺたを真っ赤にして妖艶に微笑み、手で扱きながら尖らせた舌先で裏筋を舐め、往復して下から上へと舐め上げられ、つい息を詰めてしまう。
その色っぽいツラでんなエロいことすんな! 危うく煽られてイっちまうところだった。
すると今度は根元を手で扱きながら先っぽを咥えてフェラするっていう高等技術までやってのけ、コッチは暴発寸前だ。
「ん、んんっ……ふ、はあっ、ふ、ふ、んん、んん、んっんンッ」
しゃぶるたびに小さく出る声も、色っぽくて煽られてる気がする。
そのうちに、ヤツの手がチンポから離れ、その手は俺のワイシャツのボタンにかかり、一個一個外してそのたびに現れる素肌にキスして回り、その痴態に驚いているとすべてのボタンが外されてしまって、身体を伸び上がらせてきたヤツが俺の乳首を撫で、そんで吸ってきやがった。
「ちょ、おいっ! そこはだめだ! 聞き分けのねえヤツだな、止せって!」
「でも、気持ちイイんでしょう? すごい、乳首がぽつって勃ってきた……小さくて、かわいい乳首。舐めてあげます」
尖らせた舌先でちろちろと舐められ、上目遣いを止めないヤツと目線が合うと舌を引っ込めてそれはかわいらしく笑った。
「愉しい。すっごく、愉しいです……斉藤さんとの、セックス好き……何だか、満たされる気がします。心が温まる、そんな気分」
舌で執拗に乳首を嬲られ、微量の快感がそこから流れ込んでくる。時折、指先で撫でたりもしてきて、すっかりヤツのペースだ。だが、それもヤツじゃないが愉しい。
女にされるのは好かないが、こいつはべつだ。こいつなら、なにされても結構許せる自信はある。
もう片方の乳首も、同じように舐められ思わず身体がビグビグしてしまう。
つい感じ入っていると、片手がチンポに伸び、乳首を舐められながらチンポを扱かれるという荒業を仕掛けられ、思わず歯を食いしばってしまう。イっちまいそうだ。すんげえ気持ちイイ。
散々乳首を舐めると、今度はまたチンポに戻って口に含み、咥えながら頭を上下させるが、その手は両乳首を捉え、しゃぶりながら乳首を押し潰してくる。っくう! こいつ何処でこんなテクッ……鳴戸か。あいつ……! こいつにこんなエロいこと教え込みやがって。素直だから受け入れちゃうだろうが、こいつはそういうヤツだ。好きな相手になら好きなだけ奉仕しちゃう、かわいこちゃんだぞ!
片手は乳首に、もう片手は根元に置きまた違ったフェラが始まる。ああああヤベエ、すげえ気持ちイイ。
そのままひたすらしゃぶられ、徐にヤツが口からヨダレを垂らしながら色っぽい顔をして目を細め、手での扱きが始まる。
「はあっはあっんっ……斉藤さん、気持ちイイ……? ちゃんと、イイって思ってる? 言って」
「良すぎて困ってるっつの! こんのドスケベ! イっちまう」
「んー……? だめ……未だ、だめ」
そしてさらに手を使って激しく扱いてきて、手を動かすたびに俺から出たガマン汁とヤツのヨダレが潤滑液になり、ぐちゅぐちゅと音が立つ。その音にも興奮してしまい、危うくイっちまいそうになる。
思わず身体を起こし、ヤツを押し倒してしまう。これ以上されたら、本気でイク。そうなる前に止めねえと。
無理やりヤツの唇を奪い、ぐりぐりと押し付けながら口のナカに舌を入れ込むと、ヤツはうっとりした顔で受け止め、背中に腕を回して未だ肩に引っかかっていたワイシャツを握りしめた。
「ん、んんううっ、ふっふっは、ああっ……んっんっんっんっ、んむっふっふっ、うっふっ」
ひたすらに舌を動かして興奮を治めようとすると、おずおずとヤツの舌が動き俺の舌の動きに合わせて伸びてきて、それごと絡め取る形でぢゅぢゅっときつく吸うと口のナカに大量のヤツのヨダレが流れ込んでくる。
その生温かくてぬるついた体液をのどを鳴らして飲み下すと、ふわっとヤツの甘いにおいが鼻に抜けて気持ちがイイ。
そのまま唇を啄むように吸いながら離すと、ヤツは真っ赤に染めたほっぺたをつやつやさせて甘く笑ってくる。
「ん……そろそろ後ろ、解して……ゆるゆるにしてくれません……? 挿れるのは、それから」
そう言ってヤツはベッドサイドにある引き出しを探り出し、中から一本の結構デカいチューブを取り出して手渡された。
「それ、傷用の軟膏。それで、ゆるゆるにしてください。……イイトコ、探してイかせて。おねがい」
エッロ! なんだこのエロさ。そのお願いは聞けるけど、エロすぎやしねえか。女でもこんなのいねえぞ。
そっか、男だからか。ま、快感に貪欲なのは男も女も変わらねえけどさ。こういうところも、かわいいか。