明日も明後日も貴方の傍に

 さて、そろそろ尻でも解して挿れてやろうかな。早くこいつの身体を味わいてえ。隅から隅まで、じっくりとな。散々焦らして、何度もイかせて甘いイキ声聞いたりして。愉しみでならねえ。
 こいつは身体も上物だからな。何度挿れても、何度イかせても気持ちイイ身体の持ち主だ。広島で散々貪らせてもらったから知ってる。イかせればイかせるほどに馴染む身体とでもいうのか、とにかく不思議な身体を持ってる。
 それも、この龍宝っていう人間の性という位置を確立させてる気がするんだ。
 ま、他の男を抱いたことねえから知らねえけど、そんな感じがする。つか俺に男を抱く趣味は元々ねえし。だからかもしれねえけど、そうであったとしても俺はこいつが好きなことに変わりはない。
 それさえしっかりしてれば、なにも問題なんてねえ。
 さて、解すに当たって尻に何か塗るもんねえと切れちまう。傷つけるのはだめだ。絶対に、それだけはしちゃならねえことだと思ってる。これは女にも言えることだが、特に龍宝の場合はだめ。
 傷つけちまったら今後、セックスをいやがる可能性も出てくる。それはだめだ。
「龍宝、何か尻解すモン……龍宝?」
 徐にヤツが身体を起こしたのでなんかあるのかと思いきや、さわさわと俺の股間を緩く握っては揉み始めた。
「お、おいっ! なにすんだ、いきなりオマエ」
「あの……斉藤さんの、舐めたい。俺ばっかり気持ちイイのは、ズルいと思うんです。斉藤さんにもちゃんと、気持ちよくなってもらいたい。俺の身体で、気持ちイイって思って欲しい」
 そりゃ嬉しいけどよ、そういう風に思ってくれるのは。でも、さっきのことがあるしな。今日は免除だな。
「龍宝、ありがとよ。でも今日はいいぜ。お前にひどいこと、しちまったし……さすがに、ちょっとな」
 だが、ヤツは本格的に身体を起こして俺のベルトに手をかけちまっている。これは、心揺れるな。確かにこいつのフェラはキスは下手なくせにこれだけは何故か上手い。鳴戸に仕込まれたんだろうが、上手いんだ。
 なにも言わず成り行きに任せていると、ベルトを抜いたヤツはパンツの中でこんもりと盛り上がっているチンポをなでなでして、愛おしそうに頬ずりしてきた。ぐお、これはクる。んな色っぽい顔されながら頬ずりはねえだろ。
 ほっぺたはますます真っ赤になって、少し笑いながらひたすら頬ずりを繰り返してくる。
「あの……ちょっと立ってくれます? ベッドの上で立ってください。その方が舐めやすいかと思うんです。だから、立って」
 無言のまま、パンツ一丁の姿でベッドに立つとヤツの手が下着を擦り下ろし、飛び出てきたチンポはそれはかなりデカくなってて、先っぽには大量のガマン汁が滲んで、かなり見た目は卑猥だ。
 だが、ヤツはそれを愛おしそうに眺め、きゅっと握った。
「……俺が、こんな積極的にエロいことするヤツだって、言わないでくださいね。ナイショ、ナイショです。ナイショにして、舐めてあげる……」
 上目遣いで、ヤツはガマン汁滲む先っぽを舌でペロリと舐めた。
「ん、エッチな味がします。すごく、やらしい味……助平な味。ふふ、でもきらいじゃないです。好きな、味」
 亀頭に舌を当てたまま、じっと上目遣いでこちらを見てきたと思ったら、徐にくぷっと音を立てて先っぽを口に含み、そのままずぶずぶとチンポがヤツの口のナカに埋まっていく。
 何とも卑猥な図だ。
 そしてそのままノーハンドで頭を前後に動かしてくれる。
 うお、すげえ気持ちイイ。口のナカもヨダレたっぷりで全然抵抗ねえし、やっぱこいつフェラ上手ぇ。
 そのままじっと下を見ていると、今度は裏筋に尖らせた舌先を這わせ始めて、これには大いに感じ入ってしまう。裏筋ってすっげえ気持ちイイんだ。知ってんだろうな、鳴戸で慣れてっから。
 上目遣いを止めないまま、またノーハンドで咥え、頭を前後に動かしながら下半身を撫でてくる。
 この手つきもまた、やらしい。やっぱ助平だ。やらしいヤツ! でも、かなり気持ちイイ。それは認める。
「あ、はあっ……はあ、龍宝……ん、イイ……」
 頭を優しく撫でてやると、ほっぺたの赤みが増して、今度は手も使って責めてくる。
 裏筋を舐めるため、チンポを手で撫でながら持ち上げて腹に押し付け、ヨダレの糸を引きながら裏筋ばかりを集中して舐めてくる。
 こ、これはクる。クるぞ、オイ! すげえ気持ちイイ。腰が震えちまう。
 そこでもやはり上目遣いは止めず、若干嬉しそうにチンポを舐めてきやがる。そうやって暫く責められ、またチンポを咥えてひたすらに頭を前後に動かしながら口のナカを出し挿れさせていて、地味に快感を送り付けてくる。
 かなりヤバいくらい感じちまってる。あー……出してえ。けど、ここで出しちまったら興ざめだしな。我慢ガマンと。
 そのまま咥えるだけで終わりかと思いきや、今度はタマにまで手を伸ばしてきてぷるんぷるんのタマを手で優しく撫でてくる。くっ、ヤベエ気持ちイイッ!!
 すると足の間に顔を突っ込んできて、左のタマを丁寧に舐め始めた。これ、すげえクる。うあ、気持ちイイッ!!
「りゅ、龍宝もういい、いいから止せ。出ちまう」
「もう、ですか? 未だ、だめ……まだまだですよ。ほら、こっちも……ぷるんってしてる」
 次は右のタマを舌を出して舐めてないところが無いくらいしっかりと舐められてしまい、つい足が震えてしまう。
 ヤベエ、ヤベエぞ。このままじゃイっちまう。すげえ気持ちイイ。舌使いがハンパねえ。
 痒い所に手が届くというか、とにかくすげえテクだってのは分かる。だが、今の俺には分かることしかできねえ。
 完全にイニシアチブがヤツに移動してる。

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