とけかけた虹彩を呑み込んだ

 そのまま窪みにたっぷりとヨダレが湛えられ、それを揺らす感じで舌も震わせるようにして動かしながら窪みを抉ってやると、ぜいぜい言いながら本格的に喘ぎ出した。
 よし、同時進行でチンポも責めてやる。これで、一回イっとけ! この淫乱小僧め! お前のようなエロいヤツは満足いくまで離しゃしねえからな。こういうヤツはイかせまくるに限る。ある程度まで出すと満足いくみてえだから、それまではガッツリ、イっていてもらう。
「はあっああっああっ、い、イイッ……き、気持ちいっ、気持ちいっ! あっあっ、あああああ!! やああっ、やああああ!! や、だ、あああっ!!」
 へそをしゃぶりながら横目でチンポを見てみると、バッキバキに勃起したチンポがこいつの身体の動きに合わせてゆらゆらと揺れている。
 何気なく、きゅっと掴んでみるといきなり先っぽからぴゅって透明な液体が吹き出て、それと同時に、もはや喚く勢いでヤツが喘いだ。
「うあああああっ!! あああっ、やっあっ、ソコ、ソコだめ止めてっ!! 止めてえっ、さ、触らないでイっちまうっ!! い、い、イクッ! あああああイックううううっ!!」
 こいつはイクって言ってからが長い。だから、信用しねえことにしてる。ま、もうちょっと二点責めでいってみるか。
 ガマン汁滲みまくってるチンポをゆっくりと捻りを効かせながら扱くと、ヤツの腰がビグンッと跳ね上がり、そして両脚がプルプルと震え始める。どうやら、かなり感じている様子。
 舌の動きも止めないまま、窪みにヨダレを溜めつつ舌先で抉るように動かしてやると、たまらないといった感じのヤツの顔が見えた。
 切なげでそれでいてエロティックな表情だ。寄った眉と半開きの口がまたエロさを増長させているように見える。それで以て、潤んだ眼も涙が溜まってゆらゆらと揺らめいて光っている様もキレーだ。
 エロいときれいって同居するんだって、こいつを通した知ったことの一つだ。
 こいつの場合、何しろ美形だからな。美形の上、普段から色っぽいんだからまあ、当たり前っちゃ当たり前か。でも、ヤツには隠されたエロさってのがある。隠しているエロさとでもいうのか。
 それをブチ撒けていい相手となると、エロさに凄みが増す。そういうことも、こいつに関わって知ったことだ。
 さらにエロい顔が見たくて、チンポを扱く手を思い切り早めてやると首を打ち振って全身を震わせながら、腰を上下にガックンガックン振り始めた。
 いや、無意識なんだろうけどすんげえ扱きづれえ。
「ああっああっ!! やっあっ、ああああああ!! あああっ、あああううううううきもちいっ、気持ちいっ!! ああああイイッ、イイッよおおおおおお、ああああああああー!!」
 やっと飛んできたか。漸くだな、これでスタートラインに立てた。ここからが、本番だ。
 さらにピッチを上げてチンポを扱いてやると、顔を真っ赤っかにしてヤツがさらに喘ぐ。すると明らかにガマン汁の量が増し、先っぽから溢れ出るそれは次第に俺の手にも垂れてくる。それを潤滑液にして、さらに捻りを効かせつつ扱き、そして舌先でへそを抉りたくってやると、まるで火が付いたように叫び出した。
「うあっうあっうあああああああ!! やっやあっ、手、手ぇやああああああ!! ああああ気持ちいっ、気持ちいっ、ああああイイイイイイイイー!! イイッ、あっあっ、イイッイイッイイッイイッ、ふっく、うっく、うあああああああ、やああああああ!!」
 この声、この声だよ。こいつは意外と静かそうでいて実は絶叫系だ。感じれば感じるほど、叫ばずにはいられないらしい。
 いろんな女抱いてきたけど、こいつくらい激しい女ってそういえば居なかったな。まあ、近いのは居たけどこいつほどうるさいのは初めてだ。
 それくらい感じてるってことなんだろうけど、こういう声って責めてる男が聞くとめちゃめちゃに興奮するんだよな。そうなんだよ、興奮しちまうんだよ。
 だから、こういういこともしたくなる。
 へそに溜まった唾液を追い出す勢いで柔らかな舌先を使ってぐりぐりぐりっとへその中を掻き混ぜてやると、腰がブルブルッと震え足もバタバタさせて思いっ切りシーツを引っ張った所為で今ブチッてなにか布地が破れるような音したぞ。
 そうしたところで、上でヤツが「はあっはあっはあっはあっ」と荒く呼吸を繰り返したと思ったら、今度こそ耳の鼓膜が破れそうなくらいの大声を出して善がりやがった。
「あはっあはっあはあああああっ!! やっあっあああああっ!! あっあっ、い、やだっ、きもち、気持ちいっ、気持ちいっ!! だ、めえええああああああああー!! だめ、だめイク、イク、イクッ!! イっちまうううううっああああああああー!!」
 確かに、チンポから出てくるガマン汁の量もハンパねえし、こいつの善がり方もかなり極まってる感じがする。今度こそ本気でイクかな。
 だったらもっと、いろいろしてやらねえと。気持ち良くイかせてやらねえと、いつまでも欲しがり続けるヤツだからな、こいつは。
 でも、それが愉しい。セックスってのは本来、そういうモンかもしれねえと思わせてくれるほど、イキまくってなにも出なくなったヤツの表情は、満たされた穏やかな波のようだ。
 その表情がまた、かわいい。そして色っぽい。だが、色っぽくもあるが、かわいさが出てくる。そして甘えた仕草で俺の胸板、心臓の上に頭を乗っけて終わり、ってのがこいつとのセックスだ。

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