息吹き返してすぐ顔熱くなる

 その両手を持ってやって恋人繋ぎすると、腰が動かしやすくなったのか俺の上で跳ねるようにして、喘ぎながらピストンを始めた。
「ああっ、はあっああっ! んっんっんっんっ、ああっああっ!! あっだめ、だめ奥まで当たるっ! 当たってるうっ!! うあっ、すっごい気持ちイイッ!! はあっ、イイッ、イイッ、イイッ、イイよおっ! よすぎてっ、ああっ、おかしくなるっ!!」
 のどを反らせ、喘ぐヤツの姿に興奮してしまい、つい下から突き上げてしまうとヤツは悦び、頭を振りながら喘ぎ始めた。
 ヤツの動きを助けるようにリズムを合わせて突いてやると、どうやらかなり気持ちがイイらしく、繋いでいる手が小刻みに震えている。この手も、男の手なのになんか全然萎えねえ。何もかもが男でしかない。けど、龍宝だと思うと何故か興奮しちまうんだ。やっぱ、ヤツ自体の魅力かね、これは。
「はあっはあっ、あっあっあっあっ!! んっんんっ、ああっだめ、だめ気持ちイイッ!! はあっ、下、下から突かれるとおかしくなるっ!! なっちまううっ!! ああっ、やっあっああっ!! あっ、だめイクッ!!」
 そう言って慌ててアナルからチンポを引き抜いたヤツは一度ごろんと転がり、すぐにでも起き上がってきて俺と正面切った体勢ですぐにでも抜いたチンポをアナルに収め、腰を捻るようにして使ってくる。これには大興奮だ。
「ああっ、はあっ! すっご、すっごい気持ちいっ! 気持ちいっ!! んっ、でっかい、でっかいの、ナカいっぱいにっ、ああっああっ!! 埋まっててキツキツになって気持ちイイッ!! ああっああっ、イイッ、イイッ、イイッ!! ああああイイよおおおお!!」
 ひたすらに腰をくねらせ、身体をくねらせるヤツは妖艶そのもので、見てるとすんげえ興奮する。それが分かっているのか分かっていないのか、必死になって快感を追い続けているヤツは本当にキレーだった。こんなにエロくて、キレーな生き物を、俺は初めて見た気がする。
 たまらなくって腕を引き、俺も起き上がって抱き合いながら腰を使う。すると、正面にヤツの顔があり、ついじっと見つめてしまう。
 眼は涙が零れそうなほどに潤んで、荒く呼吸を繰り返す口は半開きで唇は真っ赤っか。ついでにほっぺたも真っ赤で美味そうだ。この美味そうなヤツを抱いている。この腕に抱きかかえている。その事実に感動すらして、潤む唇に吸い付くとヤツからも同じように吸い付いてきてくれ、互いに唇を吸い合いながら舌も絡めつつ、ぢゅぢゅっと音を立てて砂糖水みてえなヨダレを啜ると、ヤツからも同じように舌が吸われのどが鳴ったのが分かった。
 そのまま地味に腰を使って責めてやると、キスの合間からヤツが喘ぐ声が聞こえる。
「んんんっ、んん、んむ、ふむっ……んはあっ、はあっはあっはあっはあっ、あっあっ、んんっ!」
 なんともかわいらしい声だぜ。この声も、男に違いねえのにな。なんかなあ、興奮しちまうんだ。
 ヤツの両腕が首に絡み、密着した状態で腰を使うのは難しいがどうやら、悦んでいる様子。ヤツも俺のリズムに合わせるように腰を使い出した。
 それがまた、気持ちイイ。
 だが俺もそろそろ限界が近づいてる。やっぱ最後は正常位だよな。
「ちょっと、こっち来い」
「んっ……?」
 乱暴にヤツを押し倒し、片足を上げさせてアナルにチンポを突っ込み、そのまま強引に腰を使うと早速ヤツが喘ぎ始めた。
「はああああああっ!! やっやっ、この体勢やっ!! 奥、奥に、刺さるうっ!! 奥、奥、奥、気持ちいッ!! ああああだめえええっ、やあああああああっ!! やあっやあっやああああ!!」
「だからヤるんだろうがっ!!」
「だめ、だめイクッ!! また、またイっちゃうっ!! イっちゃうからああああ!! ああああだめえええええイック、イック、イックううううっ!! ああああっあああああああー!! だめイクイクイクイクイクイクッ!! ああああああイックうううっ、ああっあっあっあっあー!!」
 ガクガクガクガクッと腰が捩れ跳ねて、チンポから勢いよくザーメンが噴き出してくる。それでも腰の動きを止めなかった所為でいろんなところに飛び散るが関係ねえ! 身体も捩れて、めちゃくちゃ色っぽい。顔全体がもう既に真っ赤だ。首から上が真っ赤っか。色が白いからな、こういうのも目立つがそれも、かわいいし色気がすげえ。
「あは、はあっ、はっはっ、はあああああああー……!! い、い、い、イった……!! い、イイッ、気持ちイイッ!! やっ、もうだめっ、動かないでッ! 動かないでっ!!」
「っつったって、俺未だイってねえし。お前だけなんてズルいだろうが。未だいくぜ。お前ももう一回イっとけ。イけるだろうが、若ぇんだし。ほら、こうしてやればイクか?」
 先ほどと同じ体勢で上げてある足を持ち、ガツガツとガン掘りしてやるとまた喘ぐ龍宝。この声がたまらん。もっと出ねえのか?
 さらに腰を使ってやると、すぐにでも萎えてたチンポが復活してきてリズムに合わせてゆらゆらと揺れながらガマン汁だかザーメンだか分からない汁を垂れ流して善がり狂ってやがる。
 へえ、男って絶頂極め続けるとこうなるんだ。初めて知った事実だ。だが、それもヤツが感じてる証拠。調子に乗ってさらに腰を使うと、シーツを握りしめて首を振りたくり始めた。
「ああああだめえええええっ!! だめっ、だめええええっあああああああー!! あああうううううままたっ、またイクッ!! イっちまうっ!! やっあっあっあっああああああああああ!!」
「おお、そろそろイクか。イっちまうか?」
 今度こそ体勢を正常位に切り替え、猛攻を始める。今度こそイク!!
 ヤツの腰を両手でがっしりと持ち、動かないようにしてしこたまチンポを高速でアナルに叩きつける。これが一番、イクには手っ取り早い。というか、気持ちイイ。
 最後のガン掘りは男の愉しみってな。

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