ばらばらになった扇情

 かなり強く巻かれてしまい、逃れることもできなくなってしまい身を捩るが、鳴戸は薄く笑っており、思わず身体の動きを止めて生唾を飲み込むが、負けじと抵抗を示す。
 するとさらにまたしても強くしっかりとネクタイが手首に食い込むくらいきつく締められ、あまりの痛さに顔が歪む。
「やっ……なに、なにをっ!! おやぶんっ!!」
「黙れ。何が辱めだ。本当の辱めってヤツを教えてやるよ。身体、疼くんだろ? だったら俺も一緒に愉しませてくれよ。愉しもうぜ、気持ちよくしてやる」
「やだっ……!! や、や、いやだっ!! 俺は独りでっ……ああっ!!」
 そのまま身体をひっくり返されてしまい、後ろではベルトを外すカチャカチャといった金属音が聞こえる。
 そして微かな布ずれの後、いきなり腰を引っ掴まれて引き寄せられ、強引に四つん這いにさせられたと思ったら、何の前触れもなくいきなりずぶっとアナルに身に覚えのある肉の棒が突っ込まれ、そのあまりの快感になすすべなく啼いてしまう。
「ああああああ!! やあっ、うああああああああ!! ああああああああー!!」
「あー、すっげトロットロじゃねえかナカ。すんげえ気持ちイイ。オイ、動くぞ。遠慮なんか要らねえよな。だって、あんな太いおもちゃ挿れてたくらいだもんよ。聞いてんのか?」
「あ、あ、あっ……き、気持ち、気持ちいっ……!! う、あっあっあっあああああああー……!!」
「挿れただけでこれかよ。媚薬ってすげえな。理性って残ってんのかな。ま、いっか。好きにやらせてもらうぜ」
 すっかりと解れているソコはなんの抵抗もなく鳴戸の極太を受け入れてしまい、早速強引なピストンが始まる。
 心は確かに拒否をしているのに、身体はしっかりと反応を示してしまい、揺さぶられるたびに腹に勃ったペニスがパンパンとぶち当たり、その快感さえも今は愛おしく思えてしまう。
「ああっ、はあっああっあっあっあっあっあっあっあっあっ!! ああっ、ああっ、あっうっ、うああっ! はあ、はあああ気持ちいっ、気持ちいっ!! あっあっ、おやぶん、あっあっ!! んっんっ!!」
「なんだよ、オマエ今、俺に犯されてんだぜ。無理やりヤられてんのに気持ちイイとか、相当飛んでんな。ま、そんなお前もかわいいか。なっ、龍宝!」
 言葉面は優しいが、腰の動きには容赦がなくまるで一撃一撃、ナカを抉るようにガンガンと力強く突いてきて、そのたびにGスポットをゴリゴリと掠めていき、そして最奥までズドンと音が立つくらいに激しく突っ込まれるものだから、媚薬入りの龍宝にしてみるとこれは強姦でもなんでもなく、ただのご褒美にしかならない。
 当然、甘い声が出てしまう。
「ああっんっあっあっあっあっ!! ああっはあっはあっはあっ、おや、おや、おやぶんっ、おやぶん気持ちいっ、気持ちいっ!! あっあっ、や、あっ、はあっはあっ、あっあっ、あんんんんっ!!」
「メス入ってんなー。すんげえ色っぺえ声。あー、チンポにクる声だぜ。オマエ、こういう声も出るのね。すんげえかわいい。おい、もっと出ねえのかい。ヤってやらなきゃ出ねえか?」
 ガン掘りとはこういうことを言うのか。
 息もつかせないほど激しく腰を使われ、まるで貪るような腰使いで龍宝をひたすらに追い詰めてくる。
「ああああー!! ああっ、あああっ、あんんんんっ!! うああっ、あああっあううううっ、うあっうあっ、うあああああああ!! んっく、あは、あは、ああああ気持ちイイッ!! イイッイイッイイッイイッ、あっあっ、イイ、よすぎて、イクッ……!! ああああイックうううううっ!!」
「いいぜ、イっても、俺も、一発目イクわ。今日は何発でも付き合ってやるぜ。媚薬が身体から出るまで、ひたすら掘ってやるよ。覚悟しろ」
 さらに激しくなる腰の動き。まるでペニスをアナルに叩きつけるようにして奥深くへと突き挿れられ、もはや悶絶の龍宝だ。
 このままされるとイク。というより、もうすでに身体は射精準備に入っている。
「うあああああっ!! ああああイック、イック、イック、イック!! だめえええあああああああー!! ああああううううっ、イック、イクイクイクイクイクイクイクイクッ!! あああああっあっあっうあっああああああああー!! イックううううううっああっあー!!」
 頭の中が真っ白にスパークし、目の前がチカチカと光る。そして下半身に巡っていた快感はすべて、ザーメンという形で放出され、何度にも分けてどびゅるるるるるっとシーツに向かい白濁液を大量に飛ばしてしまう。
 すると、知らずイっている最中にナカにいる鳴戸を締め付けてしまったらしい。
「ああっ、あっ、クッソ! 締め付け、やがってっ……!! チクショウ、俺もイクぞ!! おい、中出しいいよな。いやだっつってもするけどな!! っく、イクイクイクイク、あああああクッソ、イックううっ!!」
 力強くぱあんっと音が立つくらい勢いよく腰を使われ、最奥にてぶくぶくぶくっとペニスが膨らみ、後、熱いものが何度にも分けて飛ぶ感覚がする。鳴戸がイっているのだ。中出しされている。
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