ねじれの位置
すると、身体を伸び上がらせてきた鳴戸に唇を奪われ、今度は咥内をベロベロに舐められる。龍宝もそれに応えようと舌を伸ばすとぢゅうっと吸われ、そのまま口の外へと出されてしまいれろれろとさも美味そうに舌を絡め取られ舐められる。「ん、んは、んは、はあっはあ、はっんむ、んんっんんっむっんンッ! んっんンッ!!」
手はへその窪みを抉るように指を入れられ、拡げるように円を描き続けている。
「あっはあっはあっはあっ、おや、おや、おやぶんっあっあああああ!! んっああっ!! あっ、ああっや、気持ちいっ!!」
「お前の感じてる顔、久しぶりに見るけどやっぱいいな。すげえ色っぺえ。めちゃくちゃキレーじゃねえか。ほっぺ真っ赤にして。そんなにイイか?」
言葉無くこくこくと頷き、身体を震わせると淫猥に笑った鳴戸がまた、へそ責めに入る。
丁寧にへそを何度も舐め、窪みに舌先を入れてはくすぐるように優しく舐ったり、時にはへそが壊れるのではないかと思うほどに思い切り舌先を窪みに突っ込んだりとやりたい放題のそれだが、それがまた気持ちイイ。たまらなく、気持ちがイイのだ。
「ああっああっ、気持ちイイ気持ちイイ気持ちイイッ!! ああ、ああだめイクッ……! い、い、イクッ……!! ああああイっちまうううううっ!! はあっああっ、おや、おやぶんだめイクッ!! い、イっちまいます、だめああイクッ!!」
「未だだ。未だイクなよ。ココ、もっとよくしてやるから。ほら、キスだ。ついでによだれもいるか?」
「あっあっ、欲しい、おやぶんのよだれ欲しいっ!! んっんっ、口開くから、開くから垂らして入れてっ!! ああっあっあっ」
身体を伸び上がらせてきた鳴戸の口から一筋の涎が垂れ、龍宝の舌に乗る。だが、それだけでは満足できず、さらに強請る龍宝だ。
「や、もっと、もっと欲しいっ。おやぶんのよだれもっと、もっともっと」
「やーらしい子だなあお前は。ってまあ、よだれの交換は前からやってたか。お前としかやらねえことだから忘れてたわ。じゃ、たくさんやろうな。しっかり味わって飲めよ」
「んっんっ、早く! 早くおやぶんのよだれ!」
さらに大量に零れてきた鳴戸のよだれを舌で受け止め、口のナカで捏ね回すとふわんと鳴戸の味が鼻から抜け、何とも心地いい。
ごぐんっとのどを鳴らして飲み下すと、追って唇を塞がれてしまいそのままナカを貪られる。くちゅくちゅと卑猥な水音が立ち、その音にも興奮してしまい龍宝からも舌を伸ばして鳴戸のモノと絡め合わせてひたすらに濃密な口づけに溺れる。
唇が離れると、当たり前のようにしてへそまで顔を寄せ、早速また舐め始める。もはやそこは舐められ過ぎて皮膚が真っ赤に色を変え、窪みも然り。赤い鬱血痕まで浮き出したソコを、容赦なくひたすらに舐り倒してくる。
腰を妖艶に捩り、喘いでいるとやってくる強烈な射精感。
龍宝は無意識に勃った自分のペニスを扱いてしまうがその手は乱暴に退かされてしまい、代わりに鳴戸の手が添えられ、乱暴にごしごしと上下に擦られる。
その間も、へそ責めは止まずにペニスとへその二点責めにひたすら喘ぐ。
「はあああっ!! ああ、ああああっ!! んっあっあっあっあっあっあっあっあっあっ!! ああっ、ああああうううっ!! イイッ、イイッ、イイッ、イイッ!! だめだめああああよすぎるぅっ!! や、イクッ、イク、イク、イックうううううっ!! おやぶんねえ、ねえイクッ!! ああああああ!!」
背を海老反らせ、腰を捩るとそれでも鳴戸は追ってきて間髪入れず責めてくる。
快感で、頭がおかしくなりそうだ。下半身は既に快感の塊が爆発させる行き場を求めてぐるぐると巡っており、許しがもらえればすぐにでもイけそうなほどには感じてしまっている。
それを知ってか知らずか、ペニスを扱く手は乱雑を極め、ひたすらに扱きたくって快感を送り込んでくる。その上、へそも抉るようにして舌先を入れ込まれ、舐めしゃぶられる。
この二点責めに、すっかりやられてしまっている龍宝だ。
もうイってしまいたい。楽になりたい。
そんな思いが頭を擡げ、それは行動になって現れ自分で自分の口に指を突っ込んだり、乳首を転がしたりと性的快感を送りつけることでイキの気持ちよさを存分に味わいたく、必死になってイク準備をしていると、カウパー液が溢れたのだろう鳴戸が手を動かすたびにくちゃくちゃと粘着質な音が立ち、身体が勝手にガクガクと震え始める。
イキが始まっている。
「んんっ、あはああああああ、ああ気持ちイイッ……!! や、だめ、だめイクッ!! あああああイック、イック、おやぶんっ、おやぶん許して、ゆるしてイックうううううううっ!! や、だめえええああああああ!! イックううっイクイクイクイクッ!!」
「ん、もうそろそろいっか。お前も限界みてえだし。よし、イってもいいぜ。イキたきゃイキな。ただし、イったらまた勃たせるけどな。そら、イっていいってお許しが出たんだぜ。イキな、龍宝。イけっ!!」
さらに苛烈を増す二点責め。
快感により、足がぴくぴくと痙攣を始めそのうちに勝手に腰が捩れ、上下にガクガクと揺れる。
もはや絶頂は目の前だ。
お許しはもらったので心置きなくイクことができる。