Proof of love



乱暴に口内をまさぐり、舌を絡める。柔らかな唇同士の感触ととろりとした舌の熱に目眩がするようだ。静かな寝室に響き渡る水音が耳に届き、バーナビーは益々興奮を覚えた。舌で歯列を満遍なくなぞり、上顎を舐め上げ、引っ込んでいた舌を吸い上げる。

「…っふ、」

口付けの合間に漏れる呼吸がやけに情欲をそそり、呼吸ごと飲み込んでしまいそうなほど激しく口付けた。

「…ぁ、」

唇を離すと銀糸が伸び、虎徹が金の瞳を覗かせる。細く開かれた瞳はいやに熱を帯び、涙で潤んでいる。頬は上気し、先程までバーナビーが貪っていた唇は艶々と妖しく光り、赤い舌が覗いていた。バーナビーは生唾を飲み込み、虎徹の頬にそっと手を当てた。はあ、と熱い吐息を漏らす唇に再び口付け、緩んでいたネクタイを外す。シャツのボタンを早急に外し、胸元に手を這わせた。虎徹の身体がびくりと震えるが、構わず胸の飾りに触れる。擦るように触れていると、徐々に立ち上がり、つんと立ち上がるそこをつまみ上げた。

「、っぁ」

ぺろりと胸の飾りに舌を這わせ、吸い上げると軽く背がしなる。片方を舌で転がし、片方は手で弄ると、虎徹は小さく声を漏らす。ぴちゃぴちゃとわざと音を立てて舐め続けると、虎徹は我慢出来なくなってきたのか足を擦り合わせる。それでも胸元だけしか触れないでいると、震えた声で声を掛けてきた。

「、ばに、ちゃ、」
「なんです。」

本当は言いたいことは分かっている。バーナビーは恥ずかしそうに視線を外す虎徹をじっと見詰めた。何回も逡巡するように口の開閉を繰り返した後、意を決したように掠れた声を出した。

「したも、さわって。」

バーナビーは堪らず舌舐めずりをして、虎徹の中心に手を添える。スラックスは早々に脱がし、下着の上からゆるゆると揉みしだく。既に立ち上がっていたそれは刺激で先走りを垂らし、下着を濡らす。ずるりと下着も脱がされ、直接快感を与えると、虎徹は小さく声を上げた。

「…ふ、ぅ、」

ローションを手に垂らし、温めてからゆっくりと後ろに指を這わせる。ゆっくりと入ってくる感覚に唇を噛んで耐える虎徹の姿を見て優しく口付けをする。傷付けないように動かしながら徐々に指を増やしていき、ぐずぐずになった後ろから指を引き抜く。

「挿れます、よ。」

彼には悪いがもう余裕がない。バーナビーは自らの猛った性器を宛がい、低い声音で囁いた。虎徹は潤んだ瞳をバーナビーに向け、噛んでいた唇を開く。

「も、いいから、はやく、」

そんなことを言われて手加減できる自信がない。バーナビーは真っ赤になった顔を隠すように手で覆った。

「…もうっあなたはっ、」

虎徹は何事か言おうと口を開いたが、バーナビーが一気に挿入したことによってそれは言葉にならなかった。

「あ、ああああっ、」

バーナビーは本能のままに腰を振り、虎徹はただ揺さぶられるままに嬌声を上げた。




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