4.座談会にドッキドキ!


侑「ふぅ。やっと全員分終わったわねー。みんな、どうだった?」

小「楽しかったです」

さ「みんなや先生達の事を、たくさん知れましたし」

侑「うんうん。いい答えね。先生達は?」

黒「俺達にはプライバシーがない事に気付かされたな」

レ「侑子先生、私達の情報どこから仕入れてきてるんですか?」

侑「だからー、企業秘密よ」

四「ほんと、恐ろしいです……」

ひ「でも、たまにはこうやってみんなで集まって話すのも楽しいよね」

四「だよねー!ひまわりちゃんっ!」

百「なんだ、この変わりよう」

龍「いつもの事じゃないか」

百「まぁな」

侑「んー、やっぱり恋って良いわねぇ。早く四月一日にも春がくると良いわね」

ソ「モコナ達はラブラブー」

ラ「なー」

ユ「もうすぐ春休みに入って、新学期になりますしね」

侑「そうそう。また新しい出逢いがあるかも知れないわよ」

レ「小狼君達も3年生になるし、受験が始まるけど頑張らないとね」

小「はい」

さ「そっか。わたし達、受験生になるのね」

龍「あまり実感ないな」

四「忘れてたー。いや、どうせなら忘れたままでいたかった」

百「落ちるぞ。大学」

四「今から不吉な事言うなー!」

ひ「みんなで合格出来るように、頑張ろうね」

四「はーい!」

黒「……なぁ、そろそろ暗くなってきたんじゃねぇか」

フ「ほんとだぁ。女の子達もいるし、本格的に暗くなる前に、お開きにしましょうかー?」

侑「そうね」

黒「じゃあ、俺は帰るぞ」

侑「あらー、ずいぶん急ぐのねぇ。今から例の彼女をお迎えにでも行くのかしら」

黒「ば!?」

フ「わぁー。ラブラブー」

ソ「ひゅーひゅー」

ラ「黒鋼先生、お熱いなぁー」

黒「んな訳あるか!てめぇら、待ちやがれ!」

フ「わー。黒たん先生が怒ったぁ」

ソ「きゃー」

ラ「逃げろー」

四「また始まった」

龍「すっかり、この学校の名物だな。先生達の追いかけっこ」

レ「でも、本当に気になるー。黒鋼先生の恋人」

ユ「まあ、それはボク達が関わる事でもないし、黒鋼先生が自分から話してくれるまで待とうよ」

レ「ですね」

侑「じゃあ、今日はこれでお開きね。みんな、気をつけて帰るのよ」

小「さくら、送っていくよ」

さ「あ……有り難う。小龍君も、一緒に帰ろう」

龍「おれがいると邪魔なんじゃないか?」

小「そ、そんな事!帰る方向も同じだし!」

龍「じゃあ、ご一緒させて貰おうか」

四「ひまわりちゃーん。家まで送ってくよー」

ひ「ほんと?有り難う。じゃあ、百目鬼君もだね」

四「えっ、いや……」

ひ「一緒に帰ろう」

百「ああ」

四「くぅぅー……二人っきりと思ってたのに……」

侑「うふふ。微笑ましいわねー」

ユ「堀鐔学園、今日も平和ですね」

レ「黒鋼先生は、そうでもないみたいですけどね」

黒「待ちやがれー!」

フ「きゃー」
ソ「きゃー」
ラ「きゃー」





──END──

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