小「楽しかったです」
さ「みんなや先生達の事を、たくさん知れましたし」
侑「うんうん。いい答えね。先生達は?」
黒「俺達にはプライバシーがない事に気付かされたな」
レ「侑子先生、私達の情報どこから仕入れてきてるんですか?」
侑「だからー、企業秘密よ」
四「ほんと、恐ろしいです……」
ひ「でも、たまにはこうやってみんなで集まって話すのも楽しいよね」
四「だよねー!ひまわりちゃんっ!」
百「なんだ、この変わりよう」
龍「いつもの事じゃないか」
百「まぁな」
侑「んー、やっぱり恋って良いわねぇ。早く四月一日にも春がくると良いわね」
ソ「モコナ達はラブラブー」
ラ「なー」
ユ「もうすぐ春休みに入って、新学期になりますしね」
侑「そうそう。また新しい出逢いがあるかも知れないわよ」
レ「小狼君達も3年生になるし、受験が始まるけど頑張らないとね」
小「はい」
さ「そっか。わたし達、受験生になるのね」
龍「あまり実感ないな」
四「忘れてたー。いや、どうせなら忘れたままでいたかった」
百「落ちるぞ。大学」
四「今から不吉な事言うなー!」
ひ「みんなで合格出来るように、頑張ろうね」
四「はーい!」
黒「……なぁ、そろそろ暗くなってきたんじゃねぇか」
フ「ほんとだぁ。女の子達もいるし、本格的に暗くなる前に、お開きにしましょうかー?」
侑「そうね」
黒「じゃあ、俺は帰るぞ」
侑「あらー、ずいぶん急ぐのねぇ。今から例の彼女をお迎えにでも行くのかしら」
黒「ば!?」
フ「わぁー。ラブラブー」
ソ「ひゅーひゅー」
ラ「黒鋼先生、お熱いなぁー」
黒「んな訳あるか!てめぇら、待ちやがれ!」
フ「わー。黒たん先生が怒ったぁ」
ソ「きゃー」
ラ「逃げろー」
四「また始まった」
龍「すっかり、この学校の名物だな。先生達の追いかけっこ」
レ「でも、本当に気になるー。黒鋼先生の恋人」
ユ「まあ、それはボク達が関わる事でもないし、黒鋼先生が自分から話してくれるまで待とうよ」
レ「ですね」
侑「じゃあ、今日はこれでお開きね。みんな、気をつけて帰るのよ」
小「さくら、送っていくよ」
さ「あ……有り難う。小龍君も、一緒に帰ろう」
龍「おれがいると邪魔なんじゃないか?」
小「そ、そんな事!帰る方向も同じだし!」
龍「じゃあ、ご一緒させて貰おうか」
四「ひまわりちゃーん。家まで送ってくよー」
ひ「ほんと?有り難う。じゃあ、百目鬼君もだね」
四「えっ、いや……」
ひ「一緒に帰ろう」
百「ああ」
四「くぅぅー……二人っきりと思ってたのに……」
侑「うふふ。微笑ましいわねー」
ユ「堀鐔学園、今日も平和ですね」
レ「黒鋼先生は、そうでもないみたいですけどね」
黒「待ちやがれー!」
フ「きゃー」
ソ「きゃー」
ラ「きゃー」
──END──