1.座談会にドッキドキ!


──理事長室──

侑「よーし。みんな揃ったわね。人数多くて面倒だから、点呼はなしっと」

黒「人数が多いからこそ点呼をとるんだろうが!!」

ユ「正論ですねぇ」

侑「仕方ないわねぇ。じゃあ、点呼とるわよー。まずは生徒からね。小狼君」

小「はい」

侑「小龍君」

龍「はい」

侑「さくらちゃん」

さ「はい」

侑「四月一日君」

四「はいっ」

侑「百目鬼君」

百「はい」

侑「ひまわりちゃん」

ひ「はいっ」

侑「両モコナ」

ソ「はーい!」
ラ「はいっ!」

侑「うん。生徒はみんな揃ってるわねー。じゃあ、次は教師陣よ。黒鋼先生」

黒「おう」

侑「ファイ先生」

フ「はーい」

侑「レン先生」

レ「はいっ」

侑「ユゥイ先生」

ユ「はい」

侑「それから、あたし……っと。うん。みんな遅れずに集まったわね。感心感心」

四「遅れたら一週間理事長室の掃除って言われちゃ、イヤでも集まるっしょ」

黒「職権乱用たぁこの事だな」

侑「ごちゃごちゃ煩い四月一日と黒鋼先生はスルーして、本題に入るわよー」

四「えぇ!?」

百「お決まりの展開だな」

侑「今回みんなに集まってもらったのは、これよ」

さ「手紙……ですか?」

レ「結構量がありますね」

龍「誰から届いたんですか?それに、目的は?」

侑「企業秘密よ。答えられないわ」

小「それなら仕方ないですね」

フ「あはは。相変わらず小狼君は真面目だねぇ」

小「?」

ソ「でも、そのお手紙とモコナ達、何か関係があるの?」

ラ「モコナ達、呼び出されたんだしな」

侑「そう。この手紙には貴方達への質問が入っています」

ひ「質問?」

侑「ええ。貴方達にはその質問に答えてもらいます。拒否権はありません」

四「なんすかそれ!」

侑「プライベートに関する事も答えてもらうつもりだから、そのつもりでねっ」

レ「そのつもりでねっ、ってそんなに明るく言われても……」

黒「俺達に拒否権やプライバシーはねぇのかよ」

ユ「侑子先生の前では、法律や常識は無効みたいですねぇ」

侑「ユゥイ先生の言うとおり。じゃあ、さくさく行くわよー」





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