あとがき
あとがきってどんなことを書いていたっけ……と思いながらこのページを開いています。詩です！
デンジ夢連載shineシリーズのスピンオフである、オーバ夢連載with your smile完結しました！ 頭の中での漠然とした妄想は以前からあったのですが、本格的にキャラを考えたりし始めたのは今年に入ってからかな？ きちんと文を書き始めたのは今年の7月頃からで、各話が短めとはいえ全51話、私にしてはわりと早く終われたのではと思います。
オーバ夢を書こう！ と本格的に動き出すきっかけになったのはTwitterのアンケートでした。なにか新しいキャラで連載を書きたいなぁ。いくつか案があるけど何がいいかなぁ。と、Twitterのフォロワーさんにアンケートをとったところ、オーバ夢連載が一番票をいただいたんです。
さらにオーバに似合う子はどんな子かというアンケートには、ダントツで高嶺の花のお姉さん系ということだったので、この組み合わせで設定を考えることにしました。そうして生まれたのがエイル(あとがきなので名前変換なしでいきます)です。
初期は黒髪赤目悪タイプ使いで名前も違うし性格ももう少し固めだったのですが、オーバの隣に合うのはもう少し明るい感じの子かな…？ と思って、見た目も性格も変えました。一見するとアンニュイな雰囲気で少し近寄りがたい雰囲気だけど、心を許した相手には茶目っ気たっぷりの小悪魔的な面を見せる子です。この連載はオーバ視点なので、後者な印象が強かったのではと思います。
shineと同じ世界線で書きたかったので、shineと同じくテーマは「光」のつもりです。shine夢主のレインがデンジという太陽に出会って変わったように、エイルもまたオーバという太陽に出会って変わる様子を書きたかった。
私がなにかと太陽にこだわるのはデンジとオーバがナギサ出身だからですね。太陽が照らす街、ナギサシティ。この文面が本当に好きなのです。
オーバが太陽なら、夢主はそれに憧れる鳥、ひこうタイプ使いにしよう。名前も翼からとった、声援を意味する言葉でもあるエイル(エール)にしよう。という感じで、キャラを膨らませていきました。
shineと同じ世界線で一番自由に書けるのはshine連載の時間軸の前、ということはオーバは四天王になっていない。というわけで、夢を追いかける二人の話をメインにしようと思いました。
エイルの夢であるポケモンミュージカル女優ですが、最初は普通の歌手を目指す子にしようと思っていたのです。でも、せっかくのポケモンの世界観だし、ポケモンと関わりのある夢にしたい……ということでこうなりました。ポケドルとも迷ったけど、アイドルという感じのキャラでもないなぁと思って……芸能面はあまり詳しくないので、彼女がポケモンミュージカル女優として活躍する描写はあまり書けていないのですが。
今回の連載を語るのに外せないのがイメソンです。shineのときは書いているうちにぼんやりイメソンを決めたのですが、今回は始める前からいくつかはっきりと決めていた曲があります。エイルの歌声が倖/田/來/未ちゃんのイメージなので、彼女の曲から全てとっているのですが……
『with your smile』
連載のタイトルとなった曲。私の中でオーバ×エイルのイメージが全部詰め込められていると言ってもいい曲です。困難にぶつかっても勇気の源である君がいてくれるなら、君の笑顔がある限り頑張れる。そんなイメージをこの曲に持っています。
『Someday』
連載の中で一度は別れてしまう二人だけど、その別れはただ悲しいものじゃなくて、別れた直後は悲しくても、いずれはこの曲みたいに前向きな気持ちを持っていてほしいな。
『I'll be there』
連載最終話のイメージ。最終的に、エイルがたどり着いたのはやっぱりオーバの隣でした。最終話、少しわかりにくかったけどエイルは子供を授かってて、それがわかってから本格的にポケモンミュージカル女優活動を縮小し、ナギサに移り一緒に暮らし始める……という流れを想像してます。完全に引退まではしないけど、やっぱり家庭が優先になるのかなと思います。子育てが落ち着いたら、マスターの店で歌ったり、ポケモンコンテストに出たり、地方の小さいポケモンミュージカル公演に出たりするとか…
レインの方もこの時期に第二子を授かってますね。第二子は男の子で、たぶんエイルとオーバの子も男の子。子供達もデンジとオーバみたいな腐れ縁な仲になりそうな感じです。
倖/田/來/未ちゃん以外だと、他にもポ/ル/ノ/グ/ラ/フ/ィ/テ/ィのハネウマライダーや、K/i/n/K/iのボクの背中には羽根があるなどがイメソンかなぁと思います。お暇なときにでも聴いていただけたら嬉しいです！
連載は終了しますが、今後の話は連載番外編として更新できたら良いな、と思います。もちろん、我が家のメインはデンジ夢なのでそちらを絡めつつ、書いていきたいな。
では、ここまでお付き合いいただきありがとうございました！また別のお話でお会いできたら嬉しいです！
詩
文字数：約106,000字
執筆期間：2019.07.14〜11.07