「お前城に来い」
「…castle?」
「yes」
「うひゃー」
城だって!
ききました奥様?
「政宗様、そのような」
「朔那が言うには甲斐にいたんだろう?あの忍が怪しい奴を受け入れるか」
「忍?」
「会っただろ?monkeyに」
「猿……、……さすけ!」
「That's right.」
そうか、優秀な忍者佐助が俺を殺してないから政宗も俺を受け入れてるわけね。軽いなあ!
「行くぞ、小十郎」
「はあ…」
「政宗ー俺はー?」
政宗と右目さまは馬に跨る。
俺は?俺は?
「Ah─、小十郎に乗せてもらうか?」
「えー小十郎様に?」
「待て。……朔那、だったか」
「にゅ?」
なんでござる。
「何故政宗様は呼び捨てで俺は小十郎様なんだ」
「にゅー…」
よじよじと政宗の馬に乗り(乗れなくて政宗に引き上げられた)政宗に耳打ち。
すると笑い上戸がまた笑った。
「なんです?」
「お前の顔が怖いんだとよ」
オールバックだし、傷あるし、イケメンだけど目つき悪いし。
だから怖いんだ、と。
「…」
「残念だな小十郎。catには嫌われたようだ」
「ねこ?」
確かに俺はつり目だけど。
政宗いつまで笑ってるんだ。
fin.0808
←novel TOP