幻術に魅せられて錯乱してしまえれば知らぬ間に死をむかえているのだ。
幻影とは実に便利だ。
人の記憶と心理を利用して、本能に命の危機を突き付けてから相手に質問をすれば素直に答える。そのあとは命に終幕を告げてやればいい。
幻覚とは便利なのだ。
劍士として生きてきた。思わぬ致命傷を負い、流石に死ぬのだと恐怖で涙が溢れた。自分と剣を交えた敵も仲間を守るために武器を振るっていたのだろう、今まで自分はそうして来たからそう思う。
白蘭と名乗った青年に助けられたときには既に彼の手の中だった。
普段から幻覚に惑わされぬように修業を積み重ねてきたがやはり命の危機に面すると判断が鈍るものだな、精進せねば。
しかしもう手遅れか






かなしき者よ…




 いらなくなったら壊すんだ♪


























桔梗の花が散らばる瞬間の幻ちゃん
2011.03.09
ユニのあの理解してる瞳を直視出来ずに白蘭にひざまずいた後悔
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