06 第七官界彷徨


 義勇は自力で起き上がり、風呂場へと向かう。すべての服を脱ぎ捨て、ざっと身体だけを備え付けのボディーソープで洗い、シャワー浣腸をするべく準備を始める。この浣腸の方法も、宇髄に教えてもらった。
 正直、あまり気持ちのいいものではないが、宇髄がナマの中出しに拘る以上、これだけはどうにも外せない手順なのだそうだ。だったらコンドームを着けてコトに及べばいいものの、宇髄は初めての時もナマ、そして中出しを義勇に強要してセックスを終えている。
 シャワー浣腸が終われば、次はすぐに宇髄を受け入れられるよう、ローションを腸内に満たしておかなければならない。
 いつの間にか、こういった習慣が根付いてしまったのだ。ここまでのお膳立てが必要かと問いたくなるが、この関係を終わらせたくないと思っている限り、結局は義勇が動きまるで女のような身体に仕立て上げた後、宇髄に抱かれるしかない。
 もう一度、念のため身体を清めた後、ローションのボトルをアナルに押し当て柔らかなボトルをぎゅっと手で押すと、腸内に冷たいものがぶわっと大量に拡がる。そのなんとも気持ちの悪い感触に、義勇は思わず身体をブルッと震わせてしまった。
 だが、これで準備は整った。後は宇髄が風呂に入って、それから本格的に挿入を含んだセックスが始まる。先ほどの愛撫は前戯といっていい。
 風呂から上がり、いつも通りにバスローブを羽織って扉を開けて出ると同時に、宇髄がベッドから起き上がり、ぽんと義勇の頭に手を置いて「俺も入ってくる」そう言って風呂場へと消えていった。
 義勇もベッドへと上がり、仰向けになって寝転び宇髄を待っていた。そろそろナカに仕込んだローションが体温で溶け出し、アナルから零れ出始めているのが感覚で分かった。
 早くしてくれないと、仕込んだローションがすべて胎内から出てしまう。
 ジリジリとした思いで宇髄を待っていると、ガチャッと大きな音を立てて宇髄が風呂場から出て、ベッドに近づいたと思ったらゆっくりと義勇に覆いかぶさってきて、額にかかっている髪を退ける仕草で頭を撫でられ、思わずじっと美麗な顔を見ているとさらに近づいてきた顔はゼロの位置にあり、唇に優しい感触が拡がる。後、べろりと大きく唇を舐められ、腰に巻き付いていたバスローブの紐がシュッと音を立てて解かれた。
 左右に大きくバスローブが割られ、全裸の義勇が露わになる。その姿を、宇髄はまるで舐めるような視線で見てきて、思わず立てていた足を閉じようとするがそれは許されず、足の間に宇髄がぐいと入り込み、首元に顔が埋められる。
「んっ……んん、ん……」
 そのままちゅ、ちゅと音を立てて肌に吸いつかれ、思わず恥ずかしい声が出てしまう。
「あっ……ああ、んっ……うんんっ……んっ、はあっ……あ、あ、ん……」
「ちょっと、こっち来い」
 宇髄はベッドに中腰で膝を立てており、ぐいと義勇を片手で引き寄せて腕の中へと入れ、またしても口づけを強請ってくる。それに応える形で義勇も宇髄の唇に吸いつき、舌を外に出して絡ませ合い、何度も唇を合わせながら濃厚な口づけの気持ちよさに酔っていると、完全に宇髄に跨る形で乗っかっていた義勇の尻を、宇髄の大きな手が包み込みわしわしと掴むように撫でてくる。
「んっ……あ、ちょっと……ローション、出る……折角ナカ、入れたのに」
 少しの抗議を申し入れると、まるで覆いかぶさるように宇髄が体重をかけてきて、ベッドが激しくぎしっと揺れるほどに強く押し倒され、両脚をM字に開かされた義勇の間に宇髄が入り、アナルへと指がいきなり二本、挿れられぐるっと大きく拡げるように掻き混ぜられる。
 そこに痛みはまったく無く、逆に興奮だけを煽られ、勝手に足に力が入り両脚ともつま先立ちになって、宇髄の指を受け止める。
 指はすぐにでもGスポットを見つけ出し、そこを大きく二本の指で撫でられ、意識せずとも大きな啼き声が出る。相変わらず、Gスポットをいじられるとすぐにでもすさまじい快感が襲いかかってくる。
「あっはあああ!はあっはあんんんっ!そこっ、そこおっ!!ああああだめえええっ!だめ、だめええああああ!!」
 指の動きはだんだんと早まり、まるでいたぶるようにそこばかりを撫で擦られた義勇は必死で啼き喚く。今はそれだけしかできそうに無かった。

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