もれなく全員の顔面偏差値が高そうな作品。 悪人側はみんな赤目で描くという謎の拘りあるのですけど、エクストの目が真っ赤というのは作中で明記されてる彼のアイデンティティですので、彼の目はより一層明るめにしました。 吸血鬼が吸血鬼の機能を果たしてないのいいですよね。エクストに関しては理由がちゃんとあるけど。 作品自体はアンチヒーローモノの部類なんでしょうか?ブーン系内だとその類の中でも結構めずらしいタイプの作品だと思います。仄かに陰鬱な雰囲気が漂ってて大変好きです。 ヒーロー協会の実態を知ると、この世界での正義の定義とは一体なんなのかという感じですし、民衆も協会にかなり洗脳されてる感じが遣る瀬無さを膨張させます。 あと悪人側が賃貸住まいなのかわいい。生活感あるの好き。 それにしてもこの作品のプギャーくんは何度見てもとんでもない色気を放ってますね…。 「常に微睡んでいるような彼の意識」という一文、マジで好きすぎる。側からみたらボケーッとしてんだろうなあって思うし、なんもしてないときとか宙を眺めたりしてますからねこの人(こわE)。 彼の被虐的というか、同情の目を欲する感じはなぜか背徳的な雰囲気を漂わせています…。 基本的にナルシシストで自分が中心の男ですので、様々な部分でまったく興味示さない姿勢とか、最早清々しさすらある。可愛い。 あと体温相当低そうなので間違いなく夏でも長袖着てると思います!(悪人側みんな厚着で暑苦しい…。) プギャーくんを最初悪人に間違われている役として登場させたのはブーン系全体でのイメージからでしょうか? AAの特性上、ブーン系内ではだいぶ悪役・DQNキャラで定着してますからね。 彼がでてたらその時点で「悪役かな」って思わせるくらいの浸透力がありますから…。(そこが彼の個性でもあるし魅力ですが) この作品の悪人自体、善良な民衆に危害を与えてもいないのにヒーロー協会と戦った経緯や「悪人」というイメージだけで民衆から怖がられ、ヒーロー協会に虐げられているわけですから、そこを意識しての配役なのかなって。 ヒートと根本は一緒なのにこうも違っている、という対比的な立ち位置としても抜群な存在感を発揮してますし、本当に素敵な役です。 こうやって見るとAAって俳優業みたいな世界だ。 ある程度の立ち位置を確立してるので、プギャーくんは中堅俳優的な位置でしょうか。 しかも、所謂名脇役みたいな位置です。ある意味唯一無二のAAでは? 俺のミューズ、誇らしすぎる |