手近にあった布切れで、勝家くんの視界を奪った。ついでに手首もぎゅっと縛る。とっくに上半身は裸にさせていて、ズボンのチャックもオープン済み。うーん、絶景絶景。わたしは勝家くんの半勃ちになったそれをやさしく包んだ。
「はあっ、なまえさん」 「まだなんにもしてないよ」
待ちわびるように体をくねらせる勝家くんを見てわたしはほくそ笑んだ。つうっと勝家くんのそれに唾液を垂らす。ぬちゃぬちゃとそれを塗り広げて、玉袋の方からそうっと舐め上げた。どんどん固くなっていくそれ、亀頭を吸ったのと同時に勝家くんがぶるっと震えた。 わたしは気を良くして勝家くんのそれを景気よくしゃぶった。先をちろちろとやると決まって声を漏らすのが面白い。フェラの腕にはそこそこ自信がある。証拠に勝家くんはゆるゆる腰を動かしながら、縛られた両手をよじらせていた。 (かわいい) しかしこんな単純なことをするためだけに目隠しやら拘束やらをしたわけじゃない。わたしはポケットからローターを取り出して、勝家くんのアナルに押し込んだ。秘密道具、アナルローター。勝家くんのために用意した逸品だ。
「な、なにを」 「なんだと思う?」
目隠しされているせいでなにがなんだかわからないといったふうの勝家くんは焦ったように口を開いた。もっと奥へローター押し込む。男の子が気持ちいいの、どのへんだっけ。この辺だったかな。わたしはローターのスイッチを入れた。弱。
「んぁっ、ああっ、なまえさん、やだ」 「やだじゃない」
勝家くんのそれをびんっと弾いてみると面白いくらいに体を震わせた。目隠しするといつも以上に敏感になると聞くが本当のようだ。ローターの電源を切ったり入れたりしながらチンコをしゃぶり、空いた手で体をいやらしく撫でると勝家くんは相当気持ちいいのかきゃんきゃん喘いでびくんびくんとよがる。
「ああっ、んあ、あ、うぅぁあ、はあっ、なまえさん、やだ、イく、イく、あ、うぅぁ」 「イく?だめ、まだ我慢して」
わたしは根本をぎゅっと思いっきり握った。んぐぅ、と苦しそうな声を漏らす勝家くんにぞくりとする。ローターのスイッチを強に変えた。
「ああああぁ、ん゙あぁぁっ、やだっ、いやだっ、ああっ、ん゙あ゙ぁっ」 「そんなにきもちいいの?」 「んあぁ、なまえさん、なまえさん… 」
手を放すと勝家くんはびくびく痙攣してイった。自分のおなかにびゅくびゅくと白い精を吐き出すと、荒い息をしながら力なく上半身を倒した。目隠しされて、両手を縛られて、おなかに精液をまき散らして、はあはあ息をしている勝家くん。たまらなくエロい。もっといじめたい。わたしは勝家くんのおなかに散った精液を指ですくって熱い息を吐く勝家くんの口に突っ込んだ。
「んっ…」
勝家くんはおとなしくわたしの指についた精液を至極丁寧に舐めとった。
「目隠しされてアナル攻められてそんなに感じちゃって、自分の精液まで舐めちゃって、とんだ淫乱だね」 「それで、なまえさんは、満足するんでしょう」 「まあそうなんだけどさあ」
勝家くんのかわいさに負けて目隠しをとってやると勝家くんはゆっくりと体を起こして、キスがしたいと言った。これくらいのご褒美は、してあげてもいっか。
「いいよ」 「なまえさん、」
ひどく苦かった。
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