勝家くんの盛り上がった股間をぐりっと押した。足で。勝家くんはぐうと小さく声を漏らした。かわいかった。ちらちらとわたしの顔とタイツを履いた足とその向こうを見てくる。かわいい奴、もう一度ぐりっ。頬を紅潮させた勝家くんは息を漏らした。
「気持ちいいの?」
返事はなかった。ぎゅっと目をつむって、かすかに体を震わせていた。
「ふうん」
だらしなく足を開いた勝家くんをわたしは冷静に見つめる。女の子みたい。むくむく元気なアソコ以外は。勝家くんはわたしよりかわいくて、わたしよりきれいだから、わたしより喘がされるのが似合ってる。わたしは勝家くんのズボンを脱がせた。ボクサーパンツが湿ってる。まあ、えっち。
「パンツも脱いじゃう?」
「……」
じんわり汗がしみた勝家くんのパッツン前髪が割れて、芋臭い眉毛が見えるのがなんだか新鮮だった。勝家くんはまた返事を寄越さなかったけれど、瞳はなんだかもの言いたげである。
わたしはまたぐりぐりと足で勝家くんの股間をいじった。小さく震えてよがる勝家くんがかわいくてかわいくて仕方がない。どんどん固くなる勝家くんのそれ。
「声出してよ」
女の子にそんなことを言われる日が来るなんて、勝家くんは思ってもみなかったに違いない。わたしもそんなAVじみたセリフを、男の子に吐くなんて思ってもみなかった。