巻島裕介、趣味グラビア鑑賞。これは、なんというか、その、アレである。グラビアというとその、アレだ。ボイン。
「やっぱり、その、おっぱいは」
「デカイに越したことはないっショ」
ですよね。即答。潔いですわ。分かってましたとも。グラビアとか見たことないけどさ、まあ巨乳じゃないグラビアアイドルって、いんの?って感じだし。分かってましたとも。隣で巻島がじいっと読んでいる雑誌をチラ見してみるとそれはまあ、うお、でっけえ。
「やっぱ、いいね、ボインは、ね」
「あ」
巻島は読んでた雑誌から顔をあげて、これはヤバイ、みたいな顔で私を見ていた。それから私の胸元に視線を下げて、また私の顔を見た。
「で、デカけりゃいいってモンでも、ないショ、まあ」
いや、胸見て言うなよ。