ねーサソリーポテチたべたい。ポテチ買ってきて。
サソリのおきれいな顔はこれでもかとひん曲がった。ふざけんな死ね自分で行け、だそうです。まあいつものことか。でも今日のわたしは折れない。だってサソリのせいでパンツやぶけた
「なんでよいいじゃんかわいい彼女の頼みでしょ」
「は、やだよ行かねえよかわいくねえし」
「は、じゃあなんでつきあってんの」
「ヤれるから?」
「うわ、最悪」
「男なんてな、そんなもんなんだよ」
「最低。サソリのバカ。チンカス」
ばーかばーか。わたしがべえ、と舌を出すとサソリはすごい音の舌打ちをした。すげえ。なんで舌打ちでそんなでかい音でんだよ。
「おいサソリポテチ買ってこいって言ってんだろ」
「死ね」
「わたしのパンツやぶったのだれだよ」
「やぶってねえよやぶれたんだよ」
「嘘こけこのスカポンタンポテチといっしょにパンツ買ってこいよ」
「いやだ」
サソリが夢中になってるゲームの電源を切った。わりと本気で殴られた。わたしわるくないし。サソリがわるいんじゃい
「てめえがついてくんならいいけど」
「やだよ」
「は、こいよ」
「パンツやぶれてんだよ」
「そういうプレイ」
「ざけんな」