ventidue
爆弾!?
いつの間につけられていたのでしょうか?
「まさか!?」
先生がクイエートさんの腕を取った。
その腕で輝いていたのは、カルヴァートさんが送ったという銀のブレスレット。
「クイエート、驚いていないね。知っていたのかい?」
クイエートさんは少し困ったような表情を見せただけだった。
「…すみません。ブレスレットが爆弾と言うのはつけられた時に聞いていましたので。」
俯くクイエートさん。
けれど、レイトン先生はそんなクイエートさんを厳しい目で見続けていました。
「本当は、もう外れているのだろう?君がこれを外すことは容易いはずだ。そして、君はクイエートがそれをつけられた後に、彼と入れ替わっているはずだからね。そうだろう?デスコール。」
先生を除く、その場にいた全員が目を見開いた。
誰もがまさかデスコールが変装していたなんて思いもしていなかったからだ。
「さすがだな、レイトン。」
不敵に笑ったクイエートさんが帽子を被りマントが翻った直後にはデスコールの姿になっていた。
カランと音を立てて銀のブレスレットがデスコールの足元に転がる。
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