sette
※次の日でクイエート視点。雰囲気がガラッと変わります
「犯人は君だ!ドン・ポール!地下にあるものから皆の目を反らし、自分の物にしようとしたんだ。」
頼まれ事を片付けていたら、何故かクイーンブラッドの件はレイトン教授によって解決してしまった。
昨日も怪盗クラウンと対決し狙われていたクラウンを死守し、今日はクイーンブラッドの件を解決って、レイトン教授の美味しいとこ取りじゃないですか。
「さらばだ!レイトン!」
「ルーク、追いかけよう!」
そして、逃げるドン・ポールとそれを追いかけるレイトン教授とルークは行ってしまった。
後に残されたのは、あまりよく事情がわかっていない僕と研究者。
「あんまり変なことに僕を巻き込まないでくれよ。僕はただの善良な一研究者なんだからね。」
呆れたように溜め息をつく研究者。
そう言われても、僕も巻き込まれただけなんだけど。
レイトン教授に言ったほうがいいよ、きっとそれは。
なにはともあれ、事件解決ならそれでいいだろう。
やることがなくなったな、と思いながらタイニーロンドンの街を歩く。
少しむなしいのは関わった事件が終わってしまったからだろうか。
なんて、本当はまだ終わってなんかいないのを知らない僕はそう思っていた。
END
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