I don't dislike herb tea
カナメ+ソーマ
※カナメの過去話
笑って、なんて あの時の私にはとても無理で
できるのはただ 泣く事だけだった
〜ソーマの部屋〜
「その後一年くらいかな、泣いて泣いて泣いて…正直、どうやって生きたのかわからないくらい泣き続けた。そしてやっと少し落ち着いて、普通に生活できそうって思った所に適合試験の知らせがきたんだよ」
「…………」
「本音を言うとね、新人の時はヘマしてすぐに死のうって思ってた。今はそんな事ないけど、でも…時々じっちゃんの夢を見て思うんだ。私は生きてていいのかって…」
「…”生きることから、逃げるな”」
「(ピクッ)」
「お前はリンドウが逃げろと言った時にこう叫んだろ……だったら、逃げるな。自分の言葉に責任を持て」
「責任、か…なんで私、そんな事言ったんだろ。ここにいる誰よりも逃げているのに…」
―ピピピッ
「…はい、もしもし。はい、はい…わかりました、すぐ行きます」
―ピッ
「ごめん、任務入ったから行くね」
「待て、俺も行く」
「いやいいよ、小型アラガミの群れを片付けるだけだから。……それに、リンドウさんも一緒みたいだから平気だって」
「…そうか」
「じゃあ行ってくる」
―シュン
「……なんて、ね」
ごめんソーマ…今はまだ、一人でいたいんだ…
――――…
〜鎮魂の廃寺〜
「…こちらカナメ、任務完了した。帰投準備に入る」
[了解しました。帰投ポイントを送信しますのでそちらに向かってください]
「わかった。…あーあ、任務先がここなら本当にリンドウさん連れてくればよかったな…」
―ザッ…
「嘘ついて一人で出てきたけど、帰ったらまた怒られるよねぇ…」
―ザッ…ザッ…
「帰りたく、ないな…」
―ザッ…ザッ…ダダダダダッ
「――――え?」
油断してた訳じゃなかった でも気付かなかった
そんな私を嘲笑うかのように 帝王は咆哮を轟かせた
迫りくる危険[(ピピッ)カ、カナメさん!すぐに撤退を…](…いや、このまま迎え撃つ)[そんな…!無茶です!](大丈夫、こういう不測の事態には慣れてるからさ…すぐに終わらせるよ(ダッ))
びっくりするくらい展開がコロコロ変わりますね…誰か文才をくだs(殴)
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