I dislike herb tea
カナメ+第一部隊+ヒバリ
※カナメの過去話
いつもなら すぐ謝れたのに
皆の驚いた顔が 目に焼きついて離れない
〜翌日〜
「あ、ヒバリちゃん!カナメまだ来てない?」
「それが…しばらく別ゲートから一人で出撃すると今朝申請があったそうです。皆さんは、いつも通りこちらから任務に行ってほしいと伝言がありますが…」
「もしかして、昨日の事を気にしてるんじゃ…」
「そんな…!私、ちょっと様子見てきます!」
「…ほっとけ。俺達に会いたくないからそうしたんだろ」
「でも…」
「俺達は俺達の仕事をするだけだ。…まぁ見つけたらただじゃ済まないがな」
「(あ、怒ってはいるんだな…)」
〜ベテラン区画・エレベーター前〜
「はぁ……」
「よぉ」
「!リン、ドウさん……」
「今日からしばらく一人で出るんだってな。大丈夫か?お前の事だからまた無茶すると怒られるぞ」
「……何も、言わないんですか?サクヤさんから事情は聞いてますよね?」
「俺が何か言ったとして、今のお前は素直に聞くのか?」
「それ、は……」
「…俺の精神世界に来た時お前の記憶が入って過去に何があったのか一応知ってる。けど知ってるだけだ。お前の苦しみまではわからない」
「…………」
「その苦しみとどう向き合うかはお前次第だ。…まぁキツかったり辛くなったらいつでも言いにこいよ。人は独りじゃ生きてけねぇからな」
「は、い……」
「ってな訳で俺からは以上だが…後ろの奴は一筋縄じゃいかなそうだぞ」
「?」
「…………」
「!?ソー、マ…!?」
「随分ご立腹のようだなーんじゃ、後は頑張れよー」
「はいい!?リンドウさんちょっと待っ…」
―ダンッ
「痛っ…」
「話せ」
「ソー…マ、手、痛い……!」
「お前の過去を全部話せ」
「……っ!」
問い詰める君 逃げられない私
ねぇ これはあの時君の過去を勝手に見てしまった罰なのですか――?
交差する想い(…わ、わかった。わかったからとりあえず離して)(…………(スッ))(えーと…話さないと、駄目…?)(だったらこのままあいつらの所に連れていって吐かせるまでだ)(すみませんそれだけは勘弁してください)
次からちょっと長くなります
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