天馬と狩屋
2012/03/25 00:47

※気持ち的に天馬攻め



狩屋にはある癖があった。それは無意識に唇の皮を剥いてしまうことだった。珍しい癖でもないが、天馬はそれをじっと見ていた。

「狩屋…唇真っ赤…」

そう呟くと、ぐいっと顔を近付けてきた。皮を剥き続けた狩屋の唇はいつの間にか血のように真っ赤に腫れていた。

「天馬くんには関係ないからいいだろー。」

狩屋は天馬から顔を反らしたが、天馬はそんなこと気にせず、顔を近付けたまま訊いてきた。

「痛い?」

少し心配そうにも見えるその表情を横目に見ると、狩屋は唇を少しだけ舐めた。

「まぁ…ヒリヒリはする…」

その答えに、なぜか天馬は目を輝かせた。そして狩屋の頬を手で押さえ、自分の方へ向かせた。

「なっ…なっ…!」

狩屋の顔色がみるみる青ざめる。同時に天馬は狩屋の唇をあろうことかペロペロと舐め始めた。

「〜〜〜っ!!!」

痛みとか、羞恥とか、色々こみ上げてきて顔まで真っ赤になる。犬のように狩屋を舐める天馬は、ひとしきり舐めると満足げに唇から離れた。

「ねぇ狩屋、痛い?」

天使のような無邪気な笑顔で訊く天馬は、狩屋の目には悪魔にしか映らなかった。

「…あいつら………」

「ここは部室だぞ……」

「ちゅーか部活前だし…」

「狩屋くん可哀想に…」

「狩屋…羨ましい……」

「「「えっ」」」



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てんまさきちゃんだよ〜最近天馬絡めばなんでもいい



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