一年生※下ネタ
2012/02/09 23:30
※CP入り乱れ
天馬の部屋に、天馬、信助、狩屋、輝で集まる。いつものメンツと言えば葵が入るが、今日は不在の為に、必然的に会話は男子同士でしかできないような内容にも触れた。
「ぼく…すっごい気になってることがあるんです」
輝がもじもじと俯きながら告白すると、狩屋は焦れったそうに文句を言った。
「なんだよー言えよー」
輝は少しまた俯いて躊躇った挙げ句、ようやく口を開いた。
「…き、霧野せんぱいの…おちんちんってどんなかんじなのかなって、」
瞬間、狩屋が飲んでた紅茶を吹き出した。噎せる狩屋に信助が毒づく。
「汚いよ狩屋ー」
「ゴホッゴホッ…影山くんがいきなりへんなこというからだろー!」
「えー!だってきになるじゃないですか!」
輝の言い分に、狩屋は少し頷いた。
「うーん…まぁ…確かに…あるのかすら疑わしいし…」
そこで今まで黙っていた天馬が目を輝かせて狩屋を見る。
「ね!狩屋!今度見てきてよ!」
「ハァ!!?」
狩屋は思わず声を上げた。天馬はそのまま続けた。
「この中で一番霧野せんぱいと仲良いの狩屋じゃん!」
「シャワールームとかで一緒になった時にこっそり!」
天馬の言葉に、信助が続く。狩屋は何故か顔が真っ赤だ。
「ふざけんなよ!シャワールームとかでならお前らだって見れるだろー!」
「ふふふ、狩屋真っ赤。」
天馬はクスクスと笑った。どきどき、天馬はこうして狩屋をからかうことがある。
「からかうなよ!そういう天馬くんこそ、神童キャプテンのはどうなのさ?天馬くんはもう見たんでしょ?」
「そっそれは…」
狩屋の反撃に、天馬が動揺する。しかし輝、信助は狩屋の側に回った。
「確かに気になりますー!」
「ボクもしりたい!」
「えぇ〜…きゃ、キャプテンのは、綺麗だよ…おれなんかが口に入れていいのかわかんないくらい…」
一瞬、静寂が部屋を包む。皆表情が固まっていた。数秒の間の後に信助が口を開く。
「え…天馬…口にって…」
「わああああああ!違うの!誤解しないで!別にキャプテンに強いられてるわけじゃなくておれがキャプテンに気持ちよくなってほしいから…」
「じ、自分からするんだ…」
「わああああああ!そうじゃなくて!いや、そうなんだけど、うう…もうこの話やめようよ…」
どんどん墓穴を掘る天馬に、狩屋はしてやったりと思いながら、軽く笑う。
「なーんかのろけられちゃったかんじ〜?」
「いいなー天馬くんは」
輝の呟きに狩屋がぎょっと目をむく。
「えっ!?影山くんも天城先輩の舐めたいの!?」
「ちっちがうよ!恋人!僕たちの中で相手がちゃんといるの、天馬くんだけじゃないですか!」
「あーそういうこと。」
輝の赤面しながらの否定に、狩屋は納得する。確かに、天馬が神童と付き合っている以外、皆片想いだった。
「やっぱり欲しいじゃないですか、恋人。」
「オレはいらないな〜」
「またまたぁ!霧野先輩狙いな癖に!」
「そーじゃなくて!別に、こうやって連んでるのも悪くないっていうか…」
言いかけて、狩屋は皆の視線が自分に注がれているのに気付く。
「狩屋!」
「うわっ!」
天馬、輝、信助は一斉に狩屋に抱き付いた。
「狩屋くん良いこと言うぅ〜!!」
「おれも、キャプテンといるときとは違う居心地の良さがあると思うよ!!」
「狩屋にしては、良いこと言ったんじゃない?」
「いいからどけよー!三人は重いっての!」
ぎゃあぎゃあと騒ぐ4人を、廊下にいた秋はくすりと笑った。
「男の子ってうらやましいわ。」
秋は、邪魔しないようにそっと、運んでいた茶菓子を持ってその場を引き返した。
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