剣城兄弟?
2012/02/02 00:48
「京介、俺の足は動かない。感覚すらない。」
優一は、弟の顔をまじまじと見つめながら言い放った。それに対し京介は黙ってしまった。だが優一は構わず続けた。
「だから、お前が舐めても何も感じないと思う。試すか?」
「…っ……」
試すような兄の顔に、京介はNOと言えなくなる。京介は兄のベッドの横に跪くと、近い側の兄の足の指を口に加えた。
「…ふっ……ん…ぅ…」
そして舌を使って懸命に、丁寧に舐めた。兄の感覚が戻るよう、兄が自分の舌で感じるよう丹念に。
「まだだ京介。何も感じないよ。」
「…ん…っ…ふ……んぁ…」
次第に優一の足は京介の唾液塗れになり、シーツには唾液の滴り落ちたシミが出来た。
「やっぱり京介じゃダメだったね。」
「……にいさっ………ごめ…」
「っていう夢を見たんだ!どう思う?」
「信助それ絶対剣城には言っちゃ駄目だよ!」
「俺がなんだって?」
「うわぁ!?剣城!!?信助、逃げよう!!」
「ロスト……」
「うわぁあぁああぁああぁ!!?」
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でってゆう
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