拓天がキスするだけD
2012/01/19 14:59
※天馬がキャラ崩壊
神童は泣いていた。悲しくて泣いていた。昨日飼っていたねこが死んだ。だから悲しかった。学校を休んだ神童が心配だった天馬は神童の家を訪ね、その話を聞いて少し考え込んだ。
(どうしたらキャプテンは泣き止むんだろう?)
うんと悩んだ末、天馬は一か八かの作戦に出る。神童はベッドに体育座りで泣いていた。
「キャプテン、」
天馬は神童のベッドに上がり、呼び掛けた。すると神童はゆっくり顔を上げた。
「何だ?」
泣き続けた腫れぼったい目蓋。赤らむ頬。天馬はぐっと覚悟を決めて神童の唇を舐めた。
「…なっ…?!」
「に、にゃー…にゃー…」
天馬は顔を真っ赤にしながら、神童の涙をペロペロと舐めた。
「天馬………?」
「今は猫です。キャプテンが泣き止むまで猫の代わりになるから、キャプテンも猫だと思ってください。」
天馬は目を反らしながら言うと、再びペロペロと涙の跡を舐めた。神童は呆気に取られていたが、慣れてくると天馬を、飼い猫にしたのと同じように頭を撫でてやった。
「ありがとうな、天馬」
「にゃー」
(飼っていた猫の代わりにはならないけど、天馬なりに俺のためにしてくれてるんだろうな。)
神童はクスクスと笑いながら、お馬鹿な後輩の顎を猫のように愛撫した。
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5000打に合わせて五本、キス拓天更新してみました。最後キスじゃないとかは置いといてひたすら趣味に走った感じですね。はい。佐々凪さんちのリオンちゃんも拓天がキスするのを二本書いてくれたので、拓天好きな方、お口直しにぜひみるくビスケットへ。
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