不知火兄弟と真帆路※R15
2012/01/15 22:00


「…っ…やめろ…」

感情を押し殺した声で呟きながら、相手の胸を押し返す。

「キャプテンが泣くまでやめない。」

にこり、と幻一が笑う、弾むような楽しそうな声で。

不意打ちでロッカーに押し付けられた真帆路は、隙を見せたことを後悔しながら、先程幻一に言われた言葉が無意識にリフレインする。

『キャプテンっていつも無表情だけど、泣いたらきっとかわいいよね。』

ぞくりと鳥肌が立つ。あの時の幻一は口元だけ歪めて目は笑っていなかった。

「考えごと?こっちに集中してよ〜」

幻一は真帆路の性器をユニフォーム越しに握った。

「…っ!…調子に乗るなっ!」

真帆路が幻一の腕を払おうとしたとき、真帆路の手を掴む第三者が現れた。

「…幻一焦らしすぎ。ほんと変態だよね〜。」

手を掴んだのは真帆路より2つ下の後輩で、幻一の弟の影二だった。

「変態は影二もだろ?入るの狙ってた?」

「まぁね、幻一だけにおいしい思いはさせないよ。」

影二は真帆路の手をぐっと自分の方に引き寄せ、その指を口に食んだ。幻一は影二が掴んでいない方の手を握りながら、真帆路の耳を食んだ。

「まぁ、2人揃ったことだし」

「これから不知火兄弟の」

「楽しい調教ショーを始めようか」

くっくっと喉を鳴らして笑う2人に、真帆路はこの後される恐ろしい行為を僅かに察したが、為すすべはなかった。




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