太陽と天馬
2011/12/22 10:25

「太陽死んじゃうの…?」

海の色の瞳から、大粒の海水が零れ落ちる。
真っ白な病院のベッドの上に仰向けの僕の手に、その雫が垂れる。

「泣かないで天馬。」

手を伸ばして、天馬の頬を撫でる。暖かい。生きてる。

「天馬。僕は天馬の空になる。天馬が前に進むとき、僕は天馬を照らす太陽になる。天馬が悲しくて立ち止まるとき、僕は一緒に涙を流す雨になる。だから今は泣かないで、天馬。僕はずっと君のそばにいるから。」

天馬は何も言わないで、ただ僕の手を握った。



_______________
昨日のアニメ見て、太陽くんが重病だったらと思って



prev | next


「#幼馴染」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -