放課後のシンフォニー | ナノ
今日も結局お菓子を食べて部活が終わった。いや、でも今日は仕方なかったと思うんだよね、私はね。だって、あずにゃんったら私たちのこと色々聞いてきて、そしたらりっちゃんとかムギちゃんとか、澪までも聞きたがって・・・。
オレンジ色に染められた道をみんなで歩いていて、途中の交差点でバラバラになった。


「憂は、何を作ってくれてるかなー」

「そうだねー」

「あ、でも先にアイスが食べたいな」

「んー・・・だけど、怒られちゃうよね」


二人での帰り道、唯はえーと言っていた。ちなみに、私は平沢家で生活をさせてもらっています。家に着くといい匂いがしてきて、お腹が鳴った。唯と一緒に憂のところに行くと、とっても美味しそうなごはんがいっぱい!


「うーいー、ただいまーっ!」

「憂っ、アイス食べたい!」

「お帰り。お姉ちゃん、楓ちゃん」


アイスはあとでね、と笑った憂。本当に可愛すぎるよっ。唯はえーと言って駄々をこねはじめて、憂も困った様子で笑った。そんな憂に、私がなんとかするから大丈夫だよ、なんて笑うとありがとうと言って夕飯の準備に戻って行く。
唯ったら、夕飯の準備の邪魔しないの。そういうと、またえーと言ってごろごろと転がり始めちゃった。


おいしいご
(夕飯出来たよー)
(今行くっ!)
(わああ、待ってよー楓ちゃーん)
(ほら、唯早くー!)


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