Rainbow | ナノ
「しゅーんちゃん。帰ろう?」

「あ、はい」


帰りのホームルームが終わってすぐに悠太くんと一緒に春ちゃんの席まで行った。急いで準備をする春ちゃんを見ていると、背中が急に重くなって、見てみると祐希くんが乗りかかっている。重いよ祐希くーん、なんて言ってみたけど、返ってきたのは適当な返事で、なんだか眠そう。


「あれ、要くんは?」

「あー・・・」

「祐希、要のこと置いてきたの?」

「あー・・・」


微妙な返事をして祐希くんは、悠太くんの背中に乗りかかった。本当に人に乗りかかるのが好きだなぁ、なんて見ていて思う。
春ちゃんの準備ができて、じゃあ要を迎えに行こうか、と悠太くんが言ったとき、おいと言われて、扉のほうに目を向けると要くんが立っていた。


「遅いよ要ー」

「お前がいなかったから探したんだろうが!」

「わーん、悠太ー。要が人のせいにするー」

「うわ、要ってば酷い」


また二人の子芝居が始まって、要くんはいっぱい突っ込んでいた。よし、帰ろうか。と言って、みんなでゾロゾロと教室を出ていつもの帰り道を並んで帰った。



影が5つ
(じゃあね。要くん、悠太くん、祐希くん)
(ばいばい)
(おー)
(行こっか、春ちゃん)

0120
ここまで書くのに、いろいろと悪戦苦闘した…(ちーん)
内容も、微妙な感じになってしもた。