Rainbow | ナノ
「えっ、舞音ちゃん来てるの?」

「そうなんですよ。昨日も、お月さまがついてきてくれたから暗くても平気って言って、すごくかわいいんですよ」

「まあお月さまがどーとか言っちゃうあたり、春の血がしっかり受け継がれてる感じはするよね」


お月さまが・・・かあ。舞音ちゃんってば、相変わらずだなぁ。なんか、会いたくなってきちゃったかも。かわいいよね、と春ちゃんに言うとはい、と頷いた。そしたら要くんが、月がついてきてくれてるわけないって言ったのか、って言い出した。そんなこと言えませんっていう春ちゃんの気持ちも分かるし、要くんの危ないっていう気持ちも分かるし・・・。いつの間にか、二人が喧嘩になって止めようとしたけど、悠太くんと祐希くんが放っときなさいって私を止めた。


「・・・杞紗ちゃん、今日家来ますか?みんな来るんですよ」

「んー、今日?今日はね、ちょっと用事があって・・・」

「そうですか」


それから放課後になって、4人に手を振って職員室を覗くとこーちゃんがいた。すぐに私に気付いて、もう少し待っててねって言って、はいって返事をする。それから20分ぐらいかかってこーちゃんの仕事が終わったみたい。


「こ、・・・東先生」

「はは、なに?」

「あっきーはもう仕事終わったのかな?」

「みたいだよ。メール来てない?」


こーちゃんに言われて、携帯を取り出してみると確かにメールが来てた。門の前に来てるよ、とニコリと笑った絵文字。今、門のところにいるってことは、結構早く終わったんだなぁ、ってのが分かった。近くまで行くと、ラフな格好をしたあっきーが手を振ってた。


「もー、遅いよー」

「ごめんね、あっきー」


まあ、いいけど。あっきーはそう言ってにこりと笑った。


さて、行きましょうか
(あー、お腹空いた。こーちゃん)
(何で俺・・・。もう少し待てって)
(そうだよあっきー。いっぱい食べれなくなるよ?)
(・・・しょーがないなー)


0329
なんかgdgd・・・。話の内容分かればそれで良(ry)あきらくんのあだ名迷った。この連載考えた当時は、あっきーでいっかーなんて思ってたんだけど、こーちゃんの弟の太一ことたっちんが現れてから、きらりんってあだ名もいいな・・・なんて考えて、考えて考えて、考えたのちに、じゃあ、あきらくんにしよう。なんて考えたけど、お兄ちゃんとこーちゃんはあだ名呼びなのに、あきらくんだけあだ名じゃなかったらおかしいよね、ということであっきー呼び(裏話でした)