neta | ナノ
「いらっしゃいませー…うっわ、なんだ」
「なんや先輩、客にその態度はないで」
「何に致しますか。ハッピーセットでしょうか?おもちゃは何番にします?こちらからお選び下さい」
「いやいや、俺らハッピーセット頼むような年齢やあらへんし。な、岳人?」
「侑士、俺このおもちゃ欲しい」
「えー!俺こっちのがかっこいいと思うC!」
「アカン、こいつら精神年齢小学低学年レベルやったわ…」
「ハッ、激ダサだぜ!」
「お客様、他のお客様のご迷惑になりますので早急に出て行って下さい」
「ちゃうやろ!出ていけなんてすぐ言うたらアカンて!そこはな、他のお客様のご迷惑になりますので列から一度離れて注文が決まりましたら…って聞いとらーん!」
「いらっしゃいませー…あっ火神くんと黒子くん」
「おう…なあ、こいつら放置してていいのか?」
「氷帝学園の制服ですね。苗字さんの後輩ですか?」
「そうねーそうなるねー残念ながら。あ、注文はお決まりでしょうか?」
「なあ、明らかに態度違うんやけどどういうことなん。俺泣いてまうで」
「お前さー、こういう時こそ心閉ざせよなー!何のための技だよ!」
「ほんと!意味ないC!」
「いや、待って。俺の技そんなんに使うもんとちゃうんやけど。試合で使うもんなんやけど」
「あー…マジバーガー23個とコーラ」
「僕はバニラシェイクで」
「多っ!少なっ!極端すぎや!」
「忍足うるせぇよ!」
「え、宍戸にキレられるとは思わんかったわ…」
「そうですよ!忍足さんうるさいです!静かにしてください!」
「鳳までそんなこと言うんか…」
「あー…と、おい、苗字が注文待ってくれてるぞ」
「先輩…、ホンマは俺らのことっ」
「ハッピーセット五個ですね、かしこまりました」
「え、いや、」
「おもちゃは何番に致しますか?はい、全て六番ですね」
「え」
「はああ!?おい侑士!六番じゃなくて一番だろ!!」
「俺は三番って言ったじゃん!」
「つーか六番って女の子向けじゃねえか!どうしてくれんだよ、忍足!!」
「宍戸さんを怒らせないでくださいよ!」
「何これ、理不尽」

「騒がしいですね」
「いや、そう言ってやるなよ…」

14/04/22
氷帝5人と光コンビ!