111 | ナノ
「ボッスンの髪ふわふわー」
「お、おい、」

久々にスケットダンを覗きに来るとボッスンしかいなかった。
だけど、どうせ来たんだしって思って中に入ってボッスンとお喋り。
ふいに思ったのがボッスンの髪触りたいなあ、って思って、つい手を伸ばした。
ヒメコちゃん曰く、微妙な顔をするボッスン。

「どーしたの?」
「え、あ…なんでもねえよ」

ひょい、と覗き込むと顔を逸らされた。
へんなボッスン。ふふ、と笑ってまた髪の毛を触る。
すると、お前の髪はさらさらだよな、と言って突然私の髪に触れるボッスン。

触れる
え、なんでドキドキするの…

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