4月生まれって、正直に言うととても可哀想だと思うんだ
だって4月は別れの季節の直後の出会いの季節じゃん?
別れていった友人などは新しい出会いや、なれない新しい事などをするから忙しいので誕生日はなかなか祝ってもらえないんだ(メールとかすら、少ない。)

そして新しく出会って間もない人達には、私4月生まれなんだ!……なんて言えないんだ。
だって気を使わせちゃうじゃん!
……なんか、失礼じゃん

『………で、俺にどうしてほしいんすか』

携帯電話の向こうから遊馬崎が溜め息混じりで言う。
うわあ溜め息混じりとか酷いよ遊馬崎ちょっと私のハートにぐっさりきたよぐっさり。

「だから祝ってよ」

『何をっすか?』

「おまっ本当はわかってるんだろ」

『知りませんよ。なんすかいったい』

ええええ何この遊馬崎。わざと?わざとだよね?

「……では遊馬崎に問題です」

『……………』

「さっきまで私は遊馬崎に何の話をしていたのでしょう?」

『誕生日の話っすね』

「はい!だいせいかーい!」

「残念ですけど俺あなたの誕生日祝えませんよ。今日忙しいんす」

「え…えええええやだやだ祝ってよ遊馬崎!」

「………すいません、忙しいのでもう切ります」

ぶちっ

え嘘こいつ本当に切った!
…な、なんだよ祝ってくれないのかよ遊馬崎のばかぁ!それでも彼氏かばかぁ!
ああ相手が遊馬崎じゃなかったらこんなにダメージくらってないよ!
もう私はHPがなくなりそうなくらいダメージうけてるよ遊馬崎のばか遊馬崎のばkピーンポーン

…………突然鳴ったインターホン。
まさか遊馬崎?……まさかねはは
ないないだって遊馬崎忙しいからと言って電話切ったもんね。
まったく誰だよこんな時に…
私のダメージを癒やしに誰か来たの?
いや待て期待するな私。
こうやって期待してる時に限って宅配便とかなんだ

ピーンポーン

「はいはーい今あけますー」


ガチャリ、ドアを開ける。
そこには私の大好きな彼、遊馬崎が箱を持って立っていた。

「誕生日おめでとーごさいます」


あははなにこれ遊馬崎の幻覚が見える
私どんだけ遊馬崎が好きなんだよ
いや幻覚でも会えてうれし
「ちょ、幻覚じゃないっすよ本人っすよ本人!後、全部口に出てます」

「……は?え‥ええええ何でいるの!?」
「誕生日祝いにきたっす」

「嘘だっ!!!」

「だか本当っす」

「……だって忙しいから祝えないって言ったじゃん!
いきなり電話切ったりやけに冷たかったり……」


「ツンデレ作成っすよ!」

「……だ、誰得だそれえええええええ!!」



(あ、ついでにこれ誕生日ケーキっす)
(し、仕方ないから食べてあげるんだからっ)
(何でそこでツンデレなんすか!)
























「まあ今日忙しいのは本当っすけど、大好きな人の生まれた大切な日っすからね…」「遊馬崎なんか言ったー?」「!いいえ何でもないっすよーさ、ケーキ食べましょ」「うん!へへー」「……、」



(ああ、俺は本当この人の笑顔には弱い)(生まれてくれてありがとうごさいます。俺の大好きな人)

















‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

そらのさん誕生日おめでとうございますうううううう!!
完成させたの19日で渡したの23日とか^^^しね私軽く10回しね^^

ああ…できも本当に悪くてすいません!
やっぱり私10回しぬべきかな…

初ゆまさきで口調とかも||orz||





第3回BLove小説・漫画コンテスト結果発表!
テーマ「人外ファンタジー」
- ナノ -