恥ずかしちゅちゅ

ちゅっと小さな音を立てて俺にキスをした。
もう一度言おう
キスをした

「へぇあ?!」
今の俺はさぞや茹でたこのように真っ赤だろう
「ほんと、まじで好きだぜ。こんな可愛いことしてくれたんだ。もう待てねぇーよ」
なおも唇やら目やら頬やらおでこやら髪やら色んなところにちゅちゅ
「よぅ返事は?」
俺の頬に手を添え目に欲情を灯しながら甘く聞く疾風
「……お、俺も好きに、決まってるじゃんかっ」
ぎゅと抱きついて顔を埋める
くつくつと嬉しそうに笑う声がする、
それに対し少し揺れる体
暖かい手で頭を撫でられている

恥ずかしい。本当に恥ずかしい
てか今思い出したけど…全校生徒の前じゃね?
え?嘘……いや、最悪っ

我慢ならずに逃げたそうとしたけどまた忘れていた。そうだ俺の腰には疾風の腕ががっちりガード
「逃がさねぇーよ。」
何に勘違いしたのか少し怒った声で低く唸り俺に噛み付く。そう噛み付くようなキスをされた
「ふぁっ……んっふぅ…ひゃ」
俺はそれなりに経験があるが(一応言っとくぞ。この学園の外だ。こっちの生徒でなんか絶対にヤりたくない。死んでもな。)男とは初めてでしかも疾風……ぅまぃ
「お前は……俺のもんだ」
とろんとした所でそのまま勢いよくお姫様だっこされて……



うん。ぱっくり食われてしまいました
とってもかっこよかったですまる
「本当可愛い。俺の、俺だけの大好きなよぅ。愛してる」

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