俺がゴミ

「戻る?何故俺がわざわざ戻らなければならない?お前ら生徒も貴様ら生徒会もあいつら教師もお前も全員が同意して俺は生徒会長を降ろされた。欠片も“信用”されていなかった元会長を何故わざわざ戻す必要がある?」
アイツが謝っきたのは次の全校集会のとき

この学園は全校集会というものはなかなか開かない。それゆえあの面々を見るのも久しぶりだった。まぁ極力寮からでなかったからのもあるだろうが

全校集会の最後に俺が呼ばれ前にきて微塵も悪いとは思っていないその目で謝ったアイツ
少なくとも人の上に短い間だったけど立っていたから人の感情には敏感だ

そもそもなぜ本当に謝ったのかこいつにはわからないだろう
「ねぇ、君に聞きたい。ただの“翼”となった俺に何の価値がある?何の利益がある?上の者が信用されていないならそれはただのゴミ。なのに何故?書類のやり方がわからないから?学園の次の行事が上手くいかないから?書類が多くて寝れないから?……それ、ただの物として扱ってるよね?え?なに?俺人間じゃないの?」

ねぇ、生徒会と風紀とその他の方々さんよぉ

お前らは同意したんだ。

俺はお前らに捨てられたから“愛染”にも捨てられた

そりゃそうだ。

ゴミはいらないもん


ネェ?

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