変わった関係

暖かいものがもぞもぞと動きなんだと思い目を開くと視界には金
あれデジャブ?

「おきたか?」
低音の耳に心地よい声が俺の耳にそっと囁く
甘い声は……初めてだ

「こ、こは?」
寝ぼけて周りがよくわからない
次第に目が覚め周りを見渡すと知らない場所
「ここは俺らの本拠点だ」
へぇ〜、そうなんだぁー
「て、敵に何でそんな事教えるの?!」

「君はもう。敵じゃないですよ」
声のした方に目を向けるとmarの幹部さんがいた
「そうそう、君はもう俺らの仲間ッスよ!」
ふぇ?
「……ねぇ、小動物が超大型肉食動物の腕の中で首をかしげたよ」
「……そうだねぇ、可愛いね。お人形さんだ。食べちゃいたいくらい」
すると後ろから突然つよく抱きしめられ現実に戻った

「落ち着けお前ら。てことで銀。お前はもう俺らの仲間だ。あまり言いたく無いが多分昨晩の出来事でお前は裏切り者とされた。けど俺らはいつかあいつらを潰す。……お前今のあいつら嫌いだろ?」
静かに確信のつく言葉
【嫌い】…。
変わってしまった皆、変われなかった俺、変わらない“仲間”



「お前の願いを……聞かせてくれ」

甘い声が囁く










だから俺は言った
「変わらないで」

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