変わらないライバル

「お願いします。どうか今すぐにここから離れてください」
今俺はmarのド真ん中……つまり金海のいる目の前で正座をしている。つまり完全に俺は無防備だ

「お前……確かあいつの副総長、か」
人1倍輝く金の髪はまるで光が放っているように綺麗だ

「……お願いします。今彼らは君達を奇襲しようとしている。俺は、奴らをとめることは…出来ない」
複数のmarの人たちから困惑の目が俺にふりかかる。当たり前だつい先日までは敵対していたのだから

「ほぉ?それを信じよと?」
ニヤニヤと笑う金海。風にゆられ綺麗な金の髪が揺れる
「信じなくていい。もし俺が嘘をついてると思うならここで殴っても構わない。だけど……」



バンッ!!!



…………音がした。破滅への第一歩の音が

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