敵に回してはいけない人物

「いい加減仕事しろアホ共」
ある時食堂に珍しく会長様が現れました。
最後に見たときよりも大分細くなり目にくまができている。一方他の生徒会を見ると肌は潤い健康的な体だ。まぁこれを見たら誰が仕事をしていないか一目瞭然。

が、
「はぁー?意味わからないんですけどぉ〜」
「 仕事をしていないのは会長でしょ」
「「そーだそーだ!」」
「……じゃ……ま」
「酷いぞ!悪いのは淳じゃないか!!!謝れよ!友達だろ?!謝ったら許してやる!」

しーん
何やら音がしたようです。
おっと、どうやらこの音は会長様の怒りをかった音ですね。ついにキれてしまいました。おぉ怖い

「あぁん!?ふざけるじゃねーぞ糞共が!一体お前らがそこのクソまりもの尻を追って現をのかしてる間誰がこの学園を回していたと思ってやがる?!寝る時間も食べる時間もなくてアイツとの時間も減る中貴様らだけ楽しんでゆっくりと食事だと?!舐めてんのか?!社会に出たら貴様らなんぞ誰も下につかない下につきたくないだろうな!!あぁ、未来が見えるお前らに失望するみんなの顔がなぁー!!!!周りにいる生徒もだ!俺の有りもしない噂に惑わされリコールをしようとしてたんだって?!聞いて呆れる!そんなにリコールしたいなら勝手にしろ!ただ俺は決して貴様らなんぞ許しはしないし見たくもない全員な!!もういい!俺は生徒会長を辞める!これが望みか?良かったな!けど貴様ら生徒が犯した全ての罪はマスコミに流した。クソまりも務所行き確定だ。犯罪を犯したからな!!!お前らの将来……TENDだ」

くはははははっ

会長……いや元生徒会長の笑い声だけが響くこの食堂。あまりにも正論すぎて、あまりにもこの雰囲気が彼に飲み込まれている。誰1人声を発することも出来ず役員は青ざめ震えた。未来の自分を思って震えた。敵に回してはいけない人を全校生徒が敵に回したのだ。あぁ、もう終わりだろう…この学園は





やっとあいつの所に行ける

やけに透き通る声で呟き元会長はいなくなった。
噂によればこことは別の閉鎖空間であるF組でのんびりと暮らしているらしい

そのF組は日々ピンク色のオーラをしているらしいがその真実はF組しか知らない……



「本当ざまぁwww」

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