王道役とは……僕じゃない!(泣)

そして待ちに待った王道君が転校する当日。
知らされた時は嬉し死にする所だったが慌てて計画をねった為生きがえったぞ★←

そしてそのかいもあって副会長の笑顔を見破り昼休み食堂で僕らを見分け会計を宥めわんこを励まし会長を殴った


ま★さ★に★
王道ぅ〜!!!

しかもアンチじゃない!!安心安全可愛い王道君だ!

これを、これを長年求めていたんだァーー!!

涙が出そうだ、うっ



……ん?……あれ?
「傘泣いてるの?」
あぁ、すまんな可愛い弟よ。違うだ。兄ちゃんは嬉しすぎて涙が出てるだけなんだ。安心してくれ。だからお願いだから僕の涙を舐めないでくれますか?

「傘!!ほらハンカチだぞ?」
あぁ、ありがとう王道君。とっても優しいんだね。けどさり気なく僕の唇を触るのはおかしい気がするぞ?

「もう、泣き虫ですね傘は」
あぁ、とっても穏やかな笑顔が眩しいです副会長。けど僕はいつ貴方達に涙を見せたのでしょう?

「……くぅ、きー……ぃる?」
あぁ、わんこ君。可愛すぎる。癒しだ。……僕は気づかないぞ。その目が欲情に染まっていることなどっ!!

「たく、啼くのは俺様の前だけにしろ傘」
あぁ、会長様。なぜ漢字が違うのでしょうか。こら抱きしめるな!この変態!

「いやぁ〜、これは王道展開で嬉し泣きだよねぇ〜かぁーわいぃなぁ〜」


「ふぇ?」
あれ?今聞いてはいけないことを聞いた気が…は?!何故知ってる?!もしかして会計もどうr「違うからねぇ〜」

なぬ?!エスパーかこやつ!?

「もう!兄さん可愛すぎ!ずぅーっと前から兄さん口に出してたじゃん♪」
は?!まてまて可愛い弟よ。その言い文だと僕の妄想をみんなに聞かれてたってことに……「なるな。」うるさい会長!嘘でしょ?!へ?!じゃ!僕の今までの努力は?!「報われてるぜ?」、あの?転校生君?何故言いながら近づいてるのでしょう?「……お前が王道主人公役になった……」

「ひぇ」
わんこ君が普通に喋ってる!!まって!僕の頭が追いついていないよ!!お願いだから悪い顔で僕に近づかないで!




「ねぇ兄さん。誰が双子endにならないって言った?」
ニッコリとそりゃ素晴らしいぐらいの笑顔が会長、副会長、書記、会長、転校生君と向けられてる









この後王道君よろしくな展開で傘が王道君になりみんなに末永く愛され続けましたとさ。
おしまい

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