涙が止まらないんだろう

それからと言うもの皆は仕事をやらずその子に夢中になった。……らしい

当然私は興味が少し持っただけだし何より…会長の恋人って言うのもおかしいけど会長が居たから。

生徒会全員でやっていた仕事を1人で全てやるのはさすがに辛く何より私は決して体が強いわけではない。

案の定私は倒れてしまった。

それが役員達にどう解釈されたのかは知らないけど私がせふ…せ、セフレというものに現をのかしてるという噂が広まり一般生徒ならず私の親衛隊……元ですけど。までもが噂を信じり私の味方は誰もいなくなった。

私があの人に少しでも甘えていたら、少しでも助けを求めていたら、少しだけ優しくしてくれたら


いや。あの人は私を只の道具としてしか思っていないから変わんなかっただろう。

一般生徒からの暴言、親衛隊からの性的暴行、生徒会からの……暴力

私の体はどんどん弱まりだけど仕事を放棄することも出来ず……とうとう私の寿命が近づいたことを悟ってしまった

私の体は私がよく知っている。

けどそれでもよかった。会長がいたから。


よかったのになんで……

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