交換条件(本好)
主人公はB組
「明日は待ちに待ったプール開き!楽しみ!」
「明日泳ぐの?」
「もちろん!学校中で一番最初だよ!男子は体育館だっけ?」
「うん」
「あーせっかくAB組合同なんだから男女一緒が良かったなー本好に私の勇姿を見せたかったなー」
「十分知ってるよ…伊千、やっぱり明日の授業見学にしない?」
「えーやだ。なんで?」
「理由は言えないんだけど」
「じゃー泳ぐー」
「そっか…」
「…」
「…」
「…」
「…」
「…本好?」
「…」
「…はあ、交換条件のんでくれるなら見学にしてもいいよ」
「ほんと?」
「今年の夏!私と海かプール行こう!」
「それは…」
「泳がなくていいから!」
「…なら、いいよ」
「おし、交渉成立」
「本当に明日入らないでね」
「わかってるよ。本好との約束は破らない」
「ありがとう」
「夏休み楽しみにしてるね」
‐‐‐‐‐次の日‐‐‐‐‐
「本好昨日ほんとありがとう」
「はぐはやめて」
「もーちょい…よし。今日はほんと助かりました」
「読みが当たってよかったよ」
「安田は来るかもなーって思ってたけどまさかあんなにたくさん男子が来るとはね…おかげで最前線で戦えたよ!」
「お疲れ様」
「にしても…オトコはみんな野獣なんだねえ」
「…なにその目」
「んーふふ、なんでも?」
「…俺も野獣だったら嫌?」
「ずいぶんと可愛らしい野獣さんだね」
「…もうっ」
「かーわいー」
「そんなこと言ってるといつか痛い目みるんだからね」
「肝に銘じておきまーす」
◇◇◇◇◇
本好に負ける気はしない主人公ちゃん。
第46診のお話。
20120703
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