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「っ…ん、はっ…、シキ…いやだ、そこばっか…」

「なんだ、ここが好きなんだろ?こうされるのが」

「っふ…、んっ…ちが…っ…」

丹念にアキラの胸の飾りを弄る。そのたびにビクッとおもしろいように身体が跳ねた。


「本当に感じやすい身体なんだな。」

そう言いながら片方の手で胸を、もう片方の手でやんわりとアキラの下股に触れた。
既に勃ち上がったそれからは透明なもので濡れていた。


「なんだ、もうここをこんなにして…」

「ゃ…だ…、いう…なっ…!」

シキが悪戯に軽く擦るとアキラは泣きそうな目をしながら足をじたばたさせようとする。
それをさせまいとシキはアキラの足の間に身体を入れて抵抗できないようにした。

その間も胸への愛撫はやめない。
止めたくても止まらない喘ぎに涙を流す。


「…あっ…はっ、ぅぅ…」

「…泣くな。そんなに嫌なら止めるぞ。」

いきなりシキの手が止まり、アキラをじっと見る。


「…泣きたくて…泣いてるわけじゃ…ない…。わからないけど勝手に涙が出る…だけだ…」

頬を染めたアキラはシキを真っ直ぐ見て言った。
それを聞いたシキはニヤッと笑うといきなりアキラの膝裏を持ち上げた。
恥部が晒され、その顔はさらに真っ赤になっていく。


「…なっ!…見るな…」

「何を今更そんなに恥ずかしがることがある。」

口端を吊り上げ、シキは言う。
アキラはそれに対して何も言い返せない。…確かにその通りだ。

シキはアキラのものを握っていたほうの手の中指を後腔に入れた。


「…あっ!…あ…っ…」

「…なんだ、そんなに締め付けて…。食いちぎるつもりか」

「ちが…う…」


中を慣らすために更に指を1本増やし、バラバラと動かす。
そのたびに上がる嬌声を無理矢理口を塞いで止める。


「っ…、っふ…んっ…」

「…っ…そろそろいい…か…?」

シキはそう言いながら自分の既に猛ったものを取り出すと指を引き抜き一気に突き入れた。



「ああっ!!あっ、ん、痛っ!」

「大丈夫だっ…切れてない」

切れている痛みとは違う…身体を串刺しにされているような感覚に陥り、息が詰まる。


「…ま…だ、動かすな…」


繋がったままアキラはシキを抱きしめながら荒い呼吸で言う。
身体全体が震えているのが分かった。


「準備できたら言え…」

苦しそうにシキが答える。
中の締め付けにシキが辛そうにしているのは見てもわかった。

シキが言う『準備』の意味がよくわからなかったが、先程よりは息が整ってきたのでシキを見た。


「…だいじょう…ぶ…だから…早くっ…」

これ以上シキに我慢させるわけにもいかない。
アキラは少し引きつった笑みを見せた。


「…いいか…?」

「…何聞いてんだよ…アンタらしくない…」

「…俺は…今日くらいは優しくしてやりたい。」

「…大丈夫だから…ほらっ…!」


行動を渋るシキに痺れをきらせたアキラが強くシキの背中を抱きしめた。
その行動でようやくシキも決心したのか、緩々と律動を開始した。
アキラの中の粘膜がシキに擦られる度に痛みとは違う緩い快感が下腹部から広がる。

知り尽くしたアキラの感じるところばかりを突くとアキラから悲鳴に似た声があがった。


「あっ!やっ…!あ、っ、はっ…」

シキも限界が近いようで、スパートをかけるように揺さぶりつつアキラのものも腰の動きに合わせて上下させた。


「いあっ、やっ!んんっ…シキっ!イ…くっ!!」

強烈な快感が身体全体を支配し、アキラは達した。ほぼ同時に身体の中にシキの熱を感じ、そのまま気を失った………






***





「…うう…」

ぼんやりとした意識で目を擦る。
隣でシキがアキラを見ていた。


「…大丈夫か?」

「…あ…あぁ。」


今更ながら恥ずかしくなり、アキラはすぐにシキから視線を外した。


「…身体…ベタベタする…」

「お前も風呂に入って来い。湯は沸かした。」


それはありがたい。
アキラは腰の鈍痛に耐えながらのそのそとベットから出た。
シキはアキラが眠っている間、先に風呂に入ったようだが、アキラはそのときに起すわけにもいかず、別々で入ることになった。


「…っ!」


アキラの腿から先程シキが中に注いだものが伝った。


「上手に歩け。いやらしいな」

「う、うるさい!シキがたくさん中に出したからこんなことになってんだろ…!」

もっとたくさん言いたいことがあったが、喉が痛くてそれ以上は言えなかった。


「それは悪いことをしたな。」


シキは笑いながらアキラの身体を軽そうに持ち上げて風呂場まで連れて行った。


「…俺は本当に幸せ者だ。…この十字架のネックレスとお前をもらったのだからな。」

「っ!!」


さらりと恥ずかしいことを口にしたシキにアキラは赤面して、勢いよく風呂のドアを閉めた。

その場に取り残されたシキはフッと笑い、呟いた








「…メリークリスマス」








end




はい、シキアキ夫婦強化週間最終日でした!いかがでしたでしょうか?
長い…長かった。本当は1ページで何とかしようと考えていたのですが…失敗。(笑)
結局、最後は致してしまいました←
何度身体を重ねても、羞恥だけは拭えないアキラを想像しながら書けて、幸せです(@`▽´@)/
妄想万歳!!!!!!

また、いつか強化週間を設けたいと思っていますので、お楽しみに!!
一週間、本当にお読みくださりありがとうございました。


Instinct管理人 夏野みかん


よろしければ感想お聞かせください。



2009.12.25








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