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設定:シキアキED1、シキ、復活後…
『ポッキィ』→細長いビスケットにチョコがコーティングされたお菓子







ョコよりも甘い…





シキが復活して、初めての秋がやってきた。

秋といっても11月半ばなので、冬と表現してもいいのかもしれない。



アキラは夜中、珍しくテレビを見ていた。
いつもなら家事が忙しくて早く寝てしまうのだが、今日は何故か全く眠くなかった。

夜の番組を見るのは初めてだったので、どんなテレビ番組をやっているのか興味津々な様子だ。



『さぁ、明日は11月11日、そう!ポッキィの日です!』




「…ポッキィの日…?」



『ポッキィゲームで恋人と楽しもうとお考えの方は多いのではないでしょうか!!
そこで、今回はちょっと先取り!若い男女で仲良くポッキィゲームをします!
さぁ、ここで新しいカップルは誕生するのでしょうか?』


ポッキィゲームが何のことだかさっぱりわからないアキラは首を傾げた。

司会者は数組の若い男女を登場させて、くじを引かせ、同じ番号になった男女をワンペアとして椅子に座らせた。
そしてポッキィを男に渡す。


『さぁ、それではやっていただきましょう!女性の方はもし相手の方が自分の好みと違う場合は途中で止めてしまってもかまいませんよー。それでは!始めてください!』


カーン!と鐘の音が聞こえ、ポッキィゲームが開始された。
目の前で繰り広げられる行為にアキラは目を白黒させた。


「…はへ?」


思わず変な声が出てしまった。


結局、5組中3組のカップルが誕生し、番組が終了した。
アキラは眉を眉間に寄せて考え込んでいた。


「…あんなことをするためにあるお菓子なのか…?」
↑大きな間違いです


アキラが見たのは、男女が互いにポッキィを端から食べていき、両者が好みだった場合はそのままキスをする…というものだった。

一応、テレビで放送されているため、激しいものではなかったが、アキラはそれだけで十分だった。


「…もう…寝よう…」


何とも言えない気分になり、そそくさと布団に入ったのだった………







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