償いA




「今日は何の日だと思う」

射精後の余韻で脱力しきっていたアキラにシキが急に問い掛けた。


「…今日…ですか……わかりません…」

答える気にもなれず、曖昧な返事しかできない。

シキは執務室からカレンダーを持ってきてアキラに渡した。




3月14日………
その日に大きな赤丸印がついていた。


「…ホワイトデー…ですか…?」

「そうだ、やっとわかったか。バレンタインの時に俺は言ったはずだが?『ホワイトデーは3倍返し』だと。」

「…つまり……」



それが何を意図しているのかを悟り、アキラは身じろぐ。シキは口端を吊り上げるとアキラを押し倒し唇を重ねた。


「…3倍返しだからな。今日は寝れないと思え。思う存分可愛がってやろう……」

「…っ……しかし…明日は大事な会議に出席しなければ…」

「貴様には明日一日、休暇を与えてやる。心配するな…………………」





こうして2ラウンドに突入……
アキラは次の日、布団から出られない事態に陥ったという…………











end




今回はホワイトデーネタです。
…と言ってもホワイトデー要素無し(笑)
バレンタインの時にシキが3倍返しと言った(言わせた)のがどうしても気になり…ホワイトデーネタで書かせてもらった次第です。
抵抗できないアキラに対してやりたい放題のシキ…いいですね!←おい

お読みくださりありがとうございました!



2009.03.11





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