夢の世界で
「んー…」
陽の光で目が覚める。
「まだそんなに寝てないかな…」
そう思ってスマホの画面を見る。
「…は?」
なんと翌日の日付になっていた。
丸一日寝てたのか私っ!?
「う、嘘でしょ…!!」
…奴に出会ったせいでめちゃくちゃ疲れてしまったようだ。
ちくしょー!全部エンジェルのせいだあああ!
そんな私の叫びは、きっとエンジェルには届かないのだろう…。
「…シャワー浴びよう…」
シャワーを浴びて、荷解きして、兎に角生活基盤を建てなければ…。
やることはまだまだ残っているのだ。エンジェルのせいだなんだ言ってられなかった。